間違いだらけな「正しい未来党」の主張

※17時現在の台風進路予想。
 

台風19号が接近している。不肖筆者の住んでいるすぐ近くでも避難指示や避難勧告が出た地域がある。既に多くの店舗が臨時休業するなど対策を採っている。不要の外出は避け、また自治体の避難勧告や避難指示には(可能であれば)的確に従って、兎に角「命の安全を第一」にこの災難に対応して頂きたい。

 
そんな中でこういう記事を更新するのは「不適切」と言う批判もあるかも知れないが、不肖筆者としては「可能な限り記事は1日1本は更新する」方針なので余裕がある限りは更新していきたいと考えているので御容赦頂きたい。
 
さて、韓国野党に「正しい未来党」なる政党があるらしい。自分達で「正しい」なんて言うのは自由だが、それは日本人からすれば「驕り」としか映らない。そんな「正しい未来党」が天皇陛下の「即位礼正殿の儀」に
 
文在寅が出席するべき」
 
と、主張し、何やら色々言っている様だが、ここではこの政党の主張が
 
「如何に間違っているか」
 
を述べていきたい。
 
 
 
※寝言は寝てから言うものだ。
 
正しい未来党」の代表孫鶴圭なる者は韓国の国会最高委員会議なる場で天皇陛下の「即位礼正殿の儀」に韓国の誰が出席するのか?と言う問題について
 
天皇即位式が韓日関係改善の突破口になり得る」
 
「文大統領が日本の徳仁天皇即位式に直接参加することを提案したい」
 
「文大統領が天皇即位式に参加して韓国国民の温かい祝いを伝えれば、日本国民の心を精一杯溶かすことができるだろう」
 
「そうしたら安倍首相の姿勢も変わるだろう」
 
「この方法は大統領の地位を高めて大韓民国国民の自負心を高める道」
 
などと発言、また所謂歴史認識問題については
 
「韓国が道徳的な優位を保ちつつ、日本は企業負担を減らして平和に問題を解決しよう」

そして日韓関係の現状については

「韓日関係の基本環境を変えなければならない」
 
「韓国が先に日本に賠償に関連した金銭的要求をしないと宣言し、韓国政府が賠償問題の責任を負うと発表する一方で、日本には過去史問題に対して心を込めて謝罪することを要求すべきだ」
 
等と発言していたらしい。
 
※お呼びじゃない。
 
現在韓国では「即位礼正殿の儀」に文在寅は出席せず、首相の李洛淵が出席する方向だと言う。これについて孫鶴圭は
 
李首相が対日本専門家として交渉力を発揮することができるだろう」
 
と、しつつも「韓日関係の解決方法を探るには限界がある」
 
と、して
 
文在寅が『即位礼正殿の儀に直接参加』すれば『根本的で発展的な解決策になる』」
 
自ら「正しい未来党」なんて名乗るくらいなのだからこの者は間違いなくその「自分の主張」が「100%正しい」信じて疑っていないのだろう。だが、その認識は「根底から間違っている」としか言い様はない。
 
※孫鶴圭の主張はその程度。
 
そもそも日本側としては「韓国側が(所謂徴用工問題での異常判決について)『国際法の趣旨に沿った具体的対策』」を打ち出さない限り「首脳会談は行わない」と言う姿勢だ。その「具体的対策」が文在寅や李洛淵の口から出てきた試しはない。そんな状況で文在寅だろうが李洛淵だろうが、その他どんな人物であろうがそれがない限り安倍首相韓国からの出席者と個別に会談する事はないだろう。従って現状の「手ぶら」状態では
 
「安倍首相の姿勢が変わる事はない」
 
のは確実で、当然韓国からの出席者は「空振り」で帰国する事になる。それがどう
 
「日韓関係改善の突破口になる」
 
と言うのだろうか?
 
※この発言を日本人は忘れてはいない。
 
また、如何なる祝辞を述べようが日本人は韓国国会議長文喜相の「天皇陛下(現・上皇陛下)侮辱発言」を忘れていない。しかも文喜相は今に至るまで「発言の撤回」と「日本への公式謝罪」はしていない。それらがなければ韓国からの祝辞など「巧言令色」以外の何物でもない。孫鶴圭は「自分の主張が100%正しい」と思うあまり「相手の事を考える」事はしない様だ。その時点で話にならない。
 
更に所謂歴史認識問題について
 
「韓国が道徳的な優位を保ちつつ、日本は企業負担を減らして平和に問題を解決しよう」
 
などと言っているが、孫鶴圭の言う「道徳的優位」と言うのは既に阿呆の文在寅
 
※孫鶴圭の言う「道徳的優位」など既に存在しない。
 
と、慰安婦合意を「事実上骨抜きにした」時点で雲散霧消している。慰安婦合意は「最終的かつ不可逆的に」解決したものと「国家間で合意」したものだ。条約や協定、と言った性質ではないので「法的拘束力」はないものの、アメリカが「事実上の証人」役目を果たしているのだから「知らぬ存ぜぬ」通用しない。しかも当時の外相の共同会見で発表したのだから「言い逃れ」も出来ない。そんな合意を一方的に、しかも日本が全ての履行義務を果たした後で「事実上骨抜きにした」のだからどう見ても「韓国が100%悪い」事に疑いの余地はない。その時点で孫鶴圭の言う「韓国の道徳的優位」など既に失われ、日本の方が「道徳的優位」立っているのだが、そんな事も理解出来ないレベルでは「正しい未来党」の「正しい主張」など「臍で茶が沸く」レベルの噴飯ものでしかない。
 
更に現状の日韓関係について
 
「韓国が先に日本に賠償に関連した金銭的要求をしないと宣言し、韓国政府が賠償問題の責任を負うと発表する一方で、日本には過去史問題に対して心を込めて謝罪することを要求すべき」
 
などと主張しているが、発言の前半は「当然の対応」で別段評価する程のものではない。また、発言の後半は「歴史的事実に基づかない妄言」でしかなく、そんなものに日本が対応するどころか「耳を傾けるにも値しない」代物でしかない。
 
※これで何を謝罪しろと?
 
ちょっと調べれば判る事だが、日韓併合は「日本による朝鮮半島の植民地支配」ではない。それ以前にそもそもその「日韓併合を持ち掛けてきた」のは朝鮮側だ。その結果人口も平均寿命も倍増し、広範な教育が行われ、多くの人が身分差別から解放された。衛生環境は劇的に改善され、インフラは整備され、戸籍や土地の所有も明確になった。日本の統治によって朝鮮半島の何が「併合以前より悪化した」のか孫鶴圭には具体的に例を挙げて貰いたいものだが、こういう手合いの連中は「自分に都合の悪い事」からはすぐ逃げる様な連中だ。韓国側の様々な要人が過去の日韓併合や現在の日韓関係について色々言っているが、
 
「日本の主張の何処が間違っているのか」
 
を客観的な証拠を挙げて主張した発言を寡聞にして知らない。所詮は
 
「根拠なき抽象論」
 
で中傷しているに過ぎないのである。
 
※孫鶴圭なんてその程度。
 
そもそも「正しい未来党」の主張が本当に「100%正しい」なら前身の「正しい政党」の時点で大統領選挙に勝利し、文在寅が大統領になる事もなかったであろう。
(注:2017年韓国大統領選挙の「正しい政党公認候補」の劉承旼の得票率は6.76%(2,208,771票)で4位だった)
 
自分達で自身を「正しい」称するのはこの様にやはり「驕り」でしかないのだ。孫鶴圭は
 
「口を開く前に先ずは『謙虚さ』を身に付けるべき」
 
である事は間違いないのである。