国賊野党の醜い争い

※どっちも国民の声を理解していない。
 
新年早々立憲民主党と国民民主党の「合流議論」が暗証に乗り上げている模様だ。
 
「合流の必要性」と言う点ではある程度の共通認識が見られるものの、立憲民主党サイドはあくまでも「立憲民主党が吸収合併する」形を要求、一方国民民主党サイドは「対等な立場での合併で新党結成」と言う形を要求している模様なのだ。
 
この時点でどっちも
 
「国民の声を理解していない」
 
と言う意味では同じ穴の狢。国民目線からすれば
 
 
と言う事に変わりはない。それが「吸収合併」だろうが「対等な立場での合併」であろうが所詮は「同じ事」と言う事を理解しなければどういう形で合併しようが国民の支持は得られない、と言う事をどちらも理解していない。
 
 
背景にあるのは政党交付金であろう。昨年末迄に方向性を出す、とか言っていたのも政党交付金支給額の決定時期に絡んでいたからであろう事は容易に予想出来る。立憲民主党は旧民進党から飛び出す形で結成された。だから「カネ」は不足気味なのだろう。国民民主党を吸収する事が出来れば民進党から引き継いでいる(であろう)未使用の政党交付金を立憲ペースで好きに出来る。しかもその額は永田町でも「はした金」で済むレベルではない筈だ。幾ら自分達の理念に共鳴する面子が居た所で外様に財布の紐を握られたのではその時点で「その理念」は「棺桶に片足を突っ込んだ」状態になる。そういう意味では枝野幸男が「吸収合併」主張するのは「筋が通っている」とも言えるだろう。
 
だが、その理屈はそっくりそのまま国民民主党サイドが「対等な立場での合併」を主張する理由でもある。国民民主党からすればどういう形で合併するにせよ、そのカネを全額自分達の好きに出来ない事は覚悟しているであろう。合併を前提にするのであれば「国民民主党立憲民主党を吸収」する形が現状の議席数支持率などから「まず有り得ない」以上、その点で譲歩はやむを得ない。だが、国民民主党とて合併の形式云々以前に立憲サイドに「手持ちの政党交付金好きにされる」事態などあってはならない。それ故に「対等な立場での合併」主張するのであろう。
 
※どういう形であれ所詮は「民進党再生」でしかない。
 
そこにどういう決着が付こうが、国民からすれば
 
 
と言う認識にしかならず、同時にその認識を覆す事は非常に困難であると言うよりないであろう。元々「共通の理念」だった筈の「民主党民進党」を「考え方の違い」で分裂させたのが立憲民主党と国民民主党ではなかったのか?分裂してそれぞれ「自分達の理念」掲げて新党を結成したは良いが、その「理念」はどの様に実現されたのであろうか?自分達の「理念」に何ら成果を出す事なく、「新たな理念」を掲げると言うのはその理念に共鳴して支持している人への「裏切り行為」でしかなく、同時に
 
「理念提唱詐欺」
 
として断罪するよりない。どういう形で合併しようが、
 
「出来上がった政党は民進党どう違うのか?」
 
を明確に国民に説明し、理解させる努力をしなければ、支持も理解も得られまい。マネーゲームに夢中でそんな基本的な事も理解出来なくなっているのだろうか?
 
※と、言うか「新党の化けの皮」は既に剥がれている。
 
しかも連中が揉めている「政党交付金」は言うまでもなく「税金が原資」である。要するにこの連中は国民の税金を私物化せんと醜い争いをしている、と言えなくもない。本人達にそういう意識は皆無なのが恐ろしい。こんな連中に「桜を見る会」を批判する資格があるのだろうか?そういう意識を持たない限りこの連中の吐く綺麗事は一切通用しない。新党云々以前に先ずはその自覚が必要なのである。