ブラジル大統領もコロナウイルス感染

※流石に意気消沈か?
 
新型コロナウイルスを「ちょっとした風邪」等と言って感染拡大防止対策を拒否してきたブラジル大統領ボルナソロ、本人もコロナウイルス「陽性」となってしまった模様だ。
 
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200708-00000000-jij-int

 

 

現在ブラジルは160万人以上が感染、死者も6万以上とアメリカに次いで世界2位の感染大国となっている。先手を打って対策を執ったにも関わらず世界最大の感染国となったアメリカと違ってブラジルは大統領が「コロナはただの風邪」等と発言して感染拡大防止対策より経済活動を優先してこの様な事になっている。報道を受けて「自業自得」「因果応報」と思ってしまう人は多いのではないだろうか?
 
※裁判所からはマスク着用を命じられていた。
 
ボルナソロはこれまで自治体の「マスク着用義務化」を批判し、自身はマスク着用を拒否、裁判所から「マスク着用」を命じられ、従わなければ罰金、とまで言われたにも関わらずマスクを着用しなかった。流石に本人が感染する事で「事の重大性」を認識したのでは?…と、思いきや
 
「私自身に関して言えば、かつてスポーツをしていたから感染しても心配ない」
 
等と強気だった。
 
現状では当人の症状は軽いと言う。そのまま軽症で回復する可能性もあれば重症化する可能性もある。だがこの人の場合、軽症であれば
 
「私も感染したが私の主張は正しかった。身を以て証明した」
 
とか言ってこれまで以上の無対策ぶりを発揮する危険性が極めて高い。…だからと言って「重症化しろ」なんて言うのは不謹慎にも程がある。どちらにせよ少しは懲りて自身の今までの言動を反省し、修正して貰わなければブラジル国民にとっては良い迷惑である事に変わりはない。だが、この人にそれを期待するのは野暮かも知れない。
 
ボルナソロの強気な姿勢に関わらずブラジルでも経済に大きな影響は出ている訳で、幾ら強気でいてもそうそう意味はなかったと言える。そういう見極めが出来なかった時点でこの御仁の「政治家としての資質」は推して知るべし、であろう。「一人の人間」としては感染してしまった以上、周囲に被害を拡大させないで療養に努めて貰いたいし、重症化しない事を祈るよりないが、そういう展開になったとしても当人に反省がなければブラジル国民はこの者を大統領から引きずり下ろさないと何処までも「負の連鎖」が続く破目になる。当人の生命もそうだが、政治生命も正念場である。
 
日本でもコロナウイルスの感染拡大は続いている。「緊急事態宣言解除=安全宣言ではない」と言った通りで、ちょっとした油断が「感染再拡大」と言う事態を招く。せめて「緊急事態宣言解除」から2週間、「自粛が継続出来れば」と思わずにはいられないが、そうも言ってはいられない事情を抱えている人が多数いるのもまた事実であろう。一人の一般市民としては「自身が感染しない努力」を継続するよりない。みんなのその積み重ねで感染が収束する事を願うよりないが、それは世界のどの国でも同じ事であろう。そもそもの原因となった国からは「新たな情報隠蔽」疑惑が噴出している。やはりコイツ等だけは絶対に許してはならない。その為にも先ずは「感染拡大収束」専念するよりなかろう。まだ油断する段階ではない事は確実である。