南北仲良く大失態の逃亡劇
※揃いも揃って大失態。
北朝鮮でもコロナ流入の疑いが公式に出た。どうやら一度南に逃亡した「脱北者」が再び北へ帰還したのがその原因らしい。だが、問題はそのプロセスにおいて南北双方の「ザルの国境警備」の実態が明らかになった事ではないだろうか?
https://www.sankei.com/world/news/200727/wor2007270020-n1.html
問題のこの男、脱北して韓国で暮らしていたものの、性犯罪容疑で捜査対象になっていたらしい。捕まるくらいなら、と今度は韓国を抜け出して北朝鮮に戻ったのだが、只でさえ韓国へ抜け出して戻っただけでも良くて強制収用、最悪公開処刑だと予想出来るのに新型コロナウイルスのお土産まで携えての北朝鮮帰還である。どう考えても韓国で性犯罪で服役した方が罪は軽い。
更に問題なのはこの男が脱北した際も、そして北へ帰還した時も同じ箇所を通っていたらしい、と言う事。南北いずれも
「国境警備がザル」
だった証明になってしまい、少なくとも現場の責任を不問にする事は無理な話になってしまっている。
文在寅にしろ、金正恩にしろ、「軍の最高指揮官」に変わりはなく、最終的に責任が回ってくる。しかも韓国の場合、この男の行動を不審に思った知人が警察に逃亡の可能性を伝えていたにも関わらず、北への逃亡を許す結果になった。韓国の方が失態が大きいのは明らかだ。
しかもこの男は北に帰還した所でそれ自体が既に只で済む行動ではない上に新型コロナのオマケまで付いてきた、と言うなら真偽はさておき、「防疫に成功」していた金正恩の業績にミソを付けた事になる。それこそ北朝鮮では「最大の罪」だが、そこには気付かなかったのだろうか?それともコロナは不可抗力だが、この男は最初から北のスパイだったからこの逃亡が出来たのだろうか?
いずれにしても韓国の失態は明らかだ。日本も同じ穴の狢にならないよう、常に気を付けなくてはならない。素晴らしい反面教師の手本を示してくれる韓国には感謝、である。