外交問題と化した韓国外交官セクハラ疑惑

 

※こんな「外交問題」なんてみっともない事この上ない。
 
ニュージーランドが韓国に対して「外交官のセクハラ疑惑」について言及している問題、今度はニュージーランド外務省の声明で
 
「韓国政府に失望」
 
と言う表現が飛び出した。が、韓国政府の対応を見る限り
 
ニュージーランド政府が求める『誠意』」
 
とは到底かけ離れたものでしかない模様だ。
 
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200730-00000053-cnippou-kr

 

 


この一件、2017年にニュージーランドの韓国大使館で高位外交官がニュージーランド国籍の現地職員に「セクハラ行為を行った」と言う疑惑が噴出し、ニュージーランド警察がこの外交官の逮捕状を請求、発行される事態となっている。ニュージーランドメディアによると韓国政府は事態究明の鍵となる「防犯カメラの映像」提出を拒否しているとの事で、ニュージーランド国内で韓国政府の対応に批判が高まっている模様だ。
 
先日行われたニュージーランド・アーダーン首相と文在寅との電話会談でもこの一件取り上げられたのだが、韓国側は
 
「首脳会談の最後に言及され、韓国政府として『事実関係を確認後、処理する』」
 
と、回答したと発表した(と、言うより発表せざるを得なくなったのだろう)が、その後のニュージーランド外務省の
 
「韓国政府に失望」
 
と言う声明から考えるとこの問題は韓国側の発表よりも相当大きくニュージーランド側が取り上げているであろう事が予想できる。
 
どの国であれ、外交官には免責特権が保障されており、また大使館は治外法権だが、だからと言って「外交官は法律無視でやりたい放題」と言う意味ではない。人権が法律の存在以前に保障されている、と言うのであればセクハラの様な「人権に関わる犯罪容疑」であれば外交官特権もヘッタクレもない。また、韓国側が「防犯カメラの映像提出を拒否している」事は
 
「言い逃れの出来ない決定的証拠」
 
が存在しているからであり、韓国側もそれを認識しているからではないのか?そうでなければニュージーランド側もこの様な対応にはならない。
 
勿論この件のボールは現在韓国側にある。韓国側はこの会談でWTO事務局長選挙での韓国人候補への支援を要請する肚だったのだろうが、この一件解決しない限りそれは望めないだろう。しかもどうやらこの電話会談、ニュージーランド側からのものだったと言うから、ニュージーランド側は相当頭に来ているのだろう。問われているのは韓国側の「誠意」だが、それをどう見せるのか?文在寅の器量が問われていると言える。