自民党総裁選が「菅官房長官一択」の理由

※総裁選はこの構図か?
 
安倍首相の後継を決める自民党総裁選、二階派続き、麻生派も菅官房長官を推す方針にした、との事でこの流れが続く様では総裁選は「戦わずして事実上決着」と言う可能性も見えてきたと言える。
 
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ae10fb6b545a1ce0157e09d3c9d82bb09d4de0f

 

 


不可抗力とは言え、安倍首相退陣、と言う事実が確定したものの、世界の多数の国は本音では安倍首相の方針を大きく転換する様な人物が次期首相となれば困惑するだけであろう。それを望むのは支那朝鮮位なもので、また、立候補するであろう人物では石破茂だけがそれに該当する。その時点で石破茂がこれまでの本人の言動云々以前にこのタイミングでの総理就任に不適格なのは明白である。石破茂についてはそれに加えて「今まで安倍政権を後ろから狙撃」してきた経歴がある。コイツが間違って自民党総裁、ひいては総理大臣となる様では日本は民主党政権の悪夢を自ら求めるに等しい。石破茂を首相にするなどそういう内外の情勢、そして本人の資質等から「言語道断」レベルの愚挙であり、そうなる可能性を極力排除しなければならない。今回の自民党総裁選が党員の投票を伴わない国会議員の投票で行う理由にそれがあるなら、それだけでもその措置に一定の「正当性」はあると言える。
 
また、岸田文雄は「安倍首相からの禅譲」を期待しており、安倍首相としてもそれが当初の予定だったとも言われているが、そうであったとしても前回の総裁選で見せたヘタレぶりを見るとこの者も「首相の器」でない事は明らかであろう。安倍首相の路線を受け継いでいくとしてもマスゴミやら国賊野党、そして外国の攻勢に耐えられるとは到底思えない。「一つでもイモ引いたら負け」だが、コイツはそれをやりかねない危険が常に付き纏う。
 
と、なると消去法的に菅官房長官一択となる。第二次安倍内閣発足以来、安倍政権の屋台骨を官房長官として支え続け、その実績を以てすればマスゴミ国賊野党への対応も手慣れたものであろう。また、「これだけの長期間安倍政権を支え続けてきた人物」となればそれだけで他国が一目置く理由となり、少なくとも初端は牽制球として確実に機能する。そういう意味でも今回立候補する面子では「最も適任」なのは明白だと言えるだろう。現在日本を取り巻く情勢は現状の急激な変化を求めてはいない。で、あれば話は尚更の事であり、「現状維持」を第一に考えるのは決して悪い事ではない。
 
民主党政権のそれとは「似て非なる」もの。
 
自民党総裁選を国会議員の投票のみで決める形式の採用については自民党内からも異論が出ており、また、民主党政権において首相退陣、となった際のそれと同じではないか、と言う批判も出ている。また、誰が後継であろうが国賊野党は「民意を得ない内閣」と、批判するが、そもそも日本は憲法で議院内閣制を採用しており、その性質上「首相が不可抗力で突然辞任」と言った事態が発生した場合、そういう「選挙を経ない内閣」が誕生する事は簡単に想定出来る。そういう批判をするなら「首相公選制」を掲げて憲法改正を主張するのが筋だが、国賊野党がそれを言う事はない。その時点で既におかしい。
 
また、「日本の総理大臣」を事実上選ぶ選挙である以上、当然日本と言う国家のビジョンを掲げ、日本の国益が何であるのかを明確に出来なければ首相としては話にならない。民主党政権においては代表選候補者の悉く、と言うか民主党そのものがそれを持っていなかった。その点で根本的に事情が異なる訳で、民主党政権のそれとは「似て非なるもの」と見るべきである。
 
で、あれば二階派に続き麻生派も菅官房長官支援、と言うのは望ましい流れである。記事を読む限り竹下派も菅官房長官支援に傾きそうな雰囲気を感じるし、細田派は現在の安倍首相の本音が「菅官房長官」だとなれば恐らく自然と「菅官房長官支援」となるだろう。そうなれば石破茂やら岸田文雄の勝ち目はほぼなくなる。それはそれで結構な話であろう。また、ここに来て「解散総選挙」が取り沙汰されているが、そこまでの「ショートリリーフ」と考える場合でも菅官房長官が最も適任なのは明らかであろう。冷静に見れば簡単に判る事だが、そういう判断が出来なければ自民党とて国民の支持を一気に失い、政局は混乱する。与党としてそういう事態を回避するのは当然の義務である。賢明な判断がされる事願うよりない。