話にならないNHK受信料制度改革

※舐めた真似をするものではない。
 
NHKの受信料制度改革を巡って
 
「問答無用で全世帯から受信料を徴収」
 
する案は見送りとなったらしい。当然である。
 
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e3e18c16b031feb35a4b38c0010a7d82aa191bb

 

 


NHKの受信料をテレビの設置の有無に関わらず全世帯から徴収、と言う発想はネット同時配信がされた事が理由だと言う。テレビがあろうがなかろうが受信料を徴収される、と言うのでは税金と殆んど性質は変わらず、その時点でおかしい事は明白であろう。幾ら何でも暴挙以外の何物でもなく、NHKは調子に乗り過ぎである。
 
NHKにも人件費削減、と言う目的があり、その為に受信料を確実に徴収する必要がある事は理解出来なくもないが、それならスクランブル化してテレビ購入時に本人の意思に基づいて契約し、「NHKの視聴の有無を決める自由」を保障すべきである。そういう発想が議論の対象にならない事それ自体おかしいし、国民の意見に寄り添ったものではない事は論を待たない。
 
NHKにそれが出来ない、と言うのは単純に「視聴者に見て貰える番組を作る自信がない」裏返し、と受け取られても仕方がない。質が良ければ高くても売れる、と言うのはテレビ番組に限らず何であっても言える事だ。今までの制度で甘い汁吸ってい続けたからこそそれを実力と勘違いし、そこから脱却して新たな道を切り開く事が出来ないのは「腐敗した組織」には良くあることだ。NHKは自らもその轍を踏んでいる事を自覚すべきであろう。
 
また、NHKには昨年末の時点で1280億円もの剰余金があると言う。現状の制度でそれだけの剰余金が出ると言うなら先ずはそうならない仕組みを作るべきではないのか?NHKは営利目的だと言うのならそれでも結構だが、公共放送が営利目的でない事は理屈としては当然であろう。そういう意味ではNHKはその在り方からして間違っており、そこから根本的に見直すべきである。国民の意見を幅広く集めて「スクランブル化」についても議論すべきである。