岩盤支持層まで失いつつある文在寅

※実態を多くの人が理解してきたのだろう。
 
文在寅の支持率が過去最低更新し続けている。最新の世論調査では支持率が4割を切り、「岩盤」支持と言われた層まで「不支持」が拡大している模様だ。原因は幾つか考えられるが、コイツの本性が漸く理解されるようになってきたと考えられるだろう。
 
 
「腐敗のない社会に進むための長年の宿願であり、国民との約束だ」
 
と、成果を強調したが、これはその気になれば政権が不正を隠蔽し、闇に葬る事も可能な内容だと言う。韓国では歴代大統領が悉く何らかの不正で逮捕されたり、と言ったオチがお約束だが、文在寅は自身がそうならない様に予防線を張った、と解釈されれば支持などされる筈もなかろう。また、同時に政敵を葬るのにこれ程都合の良い制度はない。韓国では現在次期大統領候補として現職の検事総長1番人気だそうだが、彼は政権と激しく対立している。そういう意味でもこの制度の実現は政権、と言うか与党にとっては絶対命題だとも言えるだろう。
 
また、大統領選挙の前哨戦、と位置付けられているのが来年4月のソウル・釜山の両市長選挙だ。与党にとってはどちらも落とせない選挙なのは言うまでもないが、だからと言って元々
 
「不正で辞職した公職者の後継候補は擁立しない」
 
と言う党規約を変更してまで選挙に臨む姿勢は普通に国民の理解は得られないだろう。どちらかでも負ければ韓国の政情は一気に面白くはなる。
 
尤もこれらの政策は「与党が勝利し続ける」事が大前提である。次期大統領選挙で政権交代が起き、選挙に前後して文在寅の不正疑惑でも出ようものならこの制度の標的は自分自身となる。そういう意味では「諸刃の剣」だとも言えるが、コイツはそこまで考えてこういう制度を創設したのだろうか?短絡的なコイツの事だ。そこまで考えてはいないのではないか?コイツの言動からは「今後政権交代は起きない」事を前提にしたとしか思えない様な節が窺える。その辺りをどう受け止めるかは韓国人次第だが、コイツは恐らく歴代大統領の中でも「下から数えた方が早い」評価になるのではないか?そんな気がする。