朝日新聞がこたつ記事を批判するブラックジョーク

※まさにそれ。
 
「こたつ記事」と呼ばれる記事があるらしい。それは著名人の発言や発信をロクな検証もないまま量産される記事を言うらしい。スポーツ新聞でその様な記事が出て後に記事を削除、謝罪と言った事態が多発していると言うこの記事、書いたのは朝日新聞。まさに
 
「お前が言うか?」
 
そのものである。
 
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201219-00000038-asahi-soci

 

 


この様な事態になってしまう原因は多数あり得る。記者が発信者の真意を理解していない、若しくは意図的に自社の論調に合わせて歪曲している、とか発信者がそもそも誤解している等の理由で元ネタそのものが誤報だった、と言った具合だ。また、それが他の相手を批判する内容の物であった場合、その相手の主張を全く取り上げない等、発信内容の真偽、と言うより記事の公平性が問題となったケースもある。コロナ禍のせいで当人に直撃取材し難い、と言った事情もあるのだろうが、いずれにしてもメディアとしてはいただけない事に変わりはない。
 
特にネットでは他を煽る狙いで過激な表現を用いる手段は多用されていると言うが、そうであろうがなかろうが「発信内容の真偽の裏取り」や「相手の主張との照合」などは取材の基本中の基本なのではないのか?その基本を疎かにしているからこそこの様な「こたつ記事」が乱発され、メディア全体の信用を失う事になるのではないのだろうか?
 
それこそ他のメディアを批判する云々より業界全体の問題として考えるべき案件なのだろうが、この様な記事を書いたのが朝日新聞だと言う点は「ブラックジョーク」としか思えない。と、言うか朝日新聞こそ最悪の誤報を出して未だにその後始末をしていない、と言う点で記事に挙げたこたつ記事より格段に質が悪い。言うまでもなく「所謂慰安婦問題」関連の記事である。
 
※そもそも朝日新聞誤報は特に質が悪い。
 
そういう意味では朝日新聞に他社のこたつ記事を批判する資格などないと言えるだろう。勿論他社の誤りを指摘する事は重要だが、それには朝日新聞は所謂慰安婦問題関連での世界の誤解を完全解消してからだ。そういう事は何一つしていないくせに他社の誤報の批判はする。それこそ朝日新聞が嫌われる原因の一つなのだろうが、コイツ等はそれを判っているのだろうか?
 
つい先日もテレビ朝日が「安倍前首相が事情聴取に応じた」と言う誤報を出した。系列としてそのミスをフォローすべくこの様な記事を書いたのではないか?等と勘繰りたくもなるが、メディア全体の問題としてどういう経緯であれ、誤報を出した際に訂正記事をちょっと載せるだけで済んでしまう、アナウンサーが謝罪して終わらせてしまう、と言った体質がこの様な問題の根本的な原因なのではないのか?誤報の内容にもよるが、例えばそもそものネタが間違いだったものの、相応の真実相当性があった場合ならやむを得ないとしても、意図的に歪曲したり、公平性を明らかに欠いた内容での誤報、となればメディアに何らかのペナルティを課す様な仕組みが必要なのではないのだろうか?国会議員に「身を切る改革」を要求するならメディアもまた同様の改革がなければならない。メディア自身がそれを考え、実行する時期なのではないかと思える。