文在寅外交の完全失敗

※梯子を外されたな。
 
文在寅に限らず韓国外交が「アメリカと支那の両天秤」を狙って「漁夫の利」を狙っている事はミエミエだ。勿論結果は「虻蜂取らず」に終わるのが御約束だが、大統領が代わっても懲りないのか、それとも学習しないのかは不明だが、同じ過ちを繰り返す。勿論アメリカにしろ、支那にしろそんな韓国には「不信感」しか出てこないのだろうが、とうとう支那に梯子を外された形になってしまった。
 

 

 

 
支那復旦大学国際問題研究院が先月公表した国際戦略報告書では文在寅の外交は
 
無意志・無気力・能力不足の状態から現状維持に窮々とするだろう」
 
と、酷評されているらしい。
 
この様な報告書は支那においては支那共産党の指導、影響の元で作成されている事はまず間違いなかろう。要するにこの大学や報告書の作成者の見解、と言うより支那共産党の意向を代弁したもの、と見ても差し支えない、と言う事である。
 

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※こういう宣告に等しい。
 
言い換えれば支那共産党文在寅外交を
 
無意志・無気力・能力不足」
 
と見ている訳で、別段支那共産党でなくてもそう評価した相手を信頼したり、まともに相手にする道理はないのは当然の事であろう。要するに文在寅は「アメリカと支那の両天秤で漁夫の利」を狙ったものの、少なくとも支那には梯子を外された、と言う事である。これで文在寅の外交の基本は「詰んだ」も同然である。
 
それどころか次の大統領が誰であろうが就任すれば即アメリカと支那の双方から「どちらの陣営に付くのか?」と言う踏み絵を迫られ、日本からは「国際法を遵守した外交が出来るのか否か?」と言う踏み絵を迫られる事になる。北朝鮮についても何らかの話し合いを持とうとしても既に文在寅は見限られているのだから次の政権はどういう目的であれ、北朝鮮接触を計ろうとするならゼロベースどころか「マイナスからの」関係構築が求められ、それに応じる、と言う事は事実上「北朝鮮ペースでの南北対話」を意味する。要するに「利用されるだけ利用される」のがオチであろう。そんな真似は韓国の国益を一方的に棄損するどころか間違いなくアメリカを激怒させる結果を生む。仮にそうした所でそれで支那が韓国を信用するかどうかは別問題。「支那陣営に付く」と宣言しても信頼は得られないだろう。勿論それもこれも全て文在寅の外交失策のもたらした結果である。
 

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文在寅外交の評価。
 
文在寅の就任当初、韓国メディアは奴を「外交の天才」などと持ち上げたが、結果はご覧の通り、「外交の天災」ぶりを遺憾無く発揮してくれた訳だ。メディアはそんな報道をした責任を取る事を考えた方が良いだろう。周辺国や同盟国全てから「酷評される」「見限られる」「相手にされなくなる」結果を出すなど通常では考えられない希有なケースであろう。「外交の天才」やる事が「外交の天災」だと気付くのが遅すぎたのか?早期に批判出来なかったのか?いずれにしても文在寅本人の無能も然ることながらメディアにも「責任の一端」はあると言えるだろう。そうしなければメディアは信頼を得られない。
 
奴の残り任期中に日米、支那北朝鮮のどれか一つでも関係改善、と言う最低限の成果すら期待出来ない状況を作り上げ、外交は最悪の状態で次期政権に引き継ごうと言うのだから文在寅の「外交の天災」ぶりには恐れ入るばかりである。そして同時にこの支那の報告書、案外的確な内容だと受け取れる。やはり韓国と違ってコイツ等は侮れないと言えるだろう。油断ならない。
 
少なくとも日本は先述した様に文在寅は相手にせず、次期政権には
 
国際法を遵守した外交が出来るのか否か?」
 
と言う踏み絵を突き付ける以外選択肢はない。ある意味では考える必要がないだけ対応は楽なのだろうが、日本も韓国に見切りを付ける用意はしておいた方が良いだろう。次の大統領が誰であろうがそもそもの「韓国の外交姿勢の基本」は変わりない事が予想されるのだから。