外相と駐日大使の面会は日韓関係のバロメーター

 

※「お呼びでない」と言う事なのだろう。
 
日韓関係悪化の象徴として「外相が駐日大使と面会しない」「外相会談が電話でさえ行われていない」と言う点が挙げられる。
 
「意図的だ」と言われればその通りだが、それにはやはり韓国の「常識的な対応」が求められているのである。
 

 

 

 
通常では外相の駐日大使との面会タイミングは「その国との関係性のバロメーター」として機能すると言う。従って韓国が面会希望を出していてもそれに対する具体的返答もない、と言う事は
 
「日本は韓国を重要視していない」
 
裏返しであると言う事だ。
 
理由は言うまでもなく所謂慰安婦問題や所謂徴用工問題における韓国の国際法違反。これらの是正がなされない限り面会に応じない方針だと言うから日本政府韓国への対応は本気なのだろう。漸くとは言え、こういう措置が出来る様になった事は素直に評価して良いのだろう。遅すぎる、と言われればそこまでの話ではあるが。
 
韓国がこれらの問題に対して明確な答えを用意出来れば当然報道される事になる。逆に言えば駐日大使と面会する、と言うのはこれらの問題で話し合いの土俵が出来た、と言う意味にもなり、韓国の用意した答えが日本政府として「受け入れ対象として検討に値する」と言う事になる。我々としてはそれを注視し、おかしな内容の提案であるにも関わらず外相と駐日大使の面会が実現する、と言う事になればそこで抗議の意思表示をしなくてはならない。その意味ではこの件は「今後の日韓関係を占う」大きな指標となると言えるだろう。そして非常に判りやすい。
 
現状では「お呼びでない」と言う事を韓国側は理解し、本気で対応を考えなければ日韓関係の関係改善はあり得ない。口先だけの関係改善の意思表示に意味はなく、問われているのは「韓国側の本気度」である。ここまで判りやすい形でそれを示しても韓国は理解出来ないと言うのだろうか?で、あれば最初から面会など必要ない、と言う事でもある。韓国側の出方には要注目である。