勝手に日韓首脳会談をサミットの焦点にするな

 
 

※首脳会談開催の是非以前の問題がある。
 
6月には英国でサミット開催される予定だ。そこには韓国も招待されるが勿論「韓国の正式メンバー入りの足場作り」などには決してならず、G7主導の
 
支那包囲網」
 
への踏み絵を迫る狙いがあるのだろう。先日の米韓首脳会談での共同声明に「台湾問題」に踏み込んだ表現があった以上、文在寅には後退や曖昧な態度は今まで以上に許されない。喜んで参加しようものなら奴にとってはとんでもないサミットになる可能性は高いだろう。
 
サミットでは全体会合だけではなく、2国間での首脳会談も頻繁に行われるのは言うまでもないが、マスゴミの関心は
 
「サミットの場を利用した日韓首脳会談行われるかどうか」
 
にあるらしい。
 

 

 

勿論記事を出した時事通信も認める通り「日韓首脳会談の可能性はサミット外交の焦点どころか限りなくゼロ近い」事に変わりはない。と、言うか日本からすれば
 
「韓国との首脳会談の優先順位はサミット参加国、招待国で最下位」
 
である事は明白なのに何で日韓首脳会談がクローズアップされなくてはならないのか?日本政府は今すぐにでも
 
「所謂徴用工問題での国際法に沿った解決策を韓国が提案、かつ慰安婦合意の遵守の表明がなければサミットの場での日韓首脳会談に応じない」
 
と表明しておけば良い。文在寅が本気で日韓関係の改善を願っているなら日本にこう出られれば本気で動かざるを得ない。と、言うか早くそう表明して韓国の「希望の芽」を摘んでおくべきだったのだ。
 
首脳会談をやるには当然ながらその下準備が必要だ。従って挨拶や立ち話程度なら兎も角、正式な形式での日韓首脳会談をやるならそれは既に行われていなくてはならない。この時事通信の記事を「願望記事」と解釈するならそういう下準備は「行われていない」と言うのが実際の所なのだろう。どう考えても韓国との「実りのない」首脳会談に時間を割くなら英仏独辺りと「クアッド拡大」等を議論した方が数億倍有意義な外交になる。と、言うかサミットの主要議題に「支那への対応」があるなら尚更韓国になど構っている場合ではない。マスゴミが「日韓首脳会談を願う」のは勝手だが、そういう現実を加味して記事を書くべきではないのか?
 
そもそも文在寅の残り任期は1年もない。仮に韓国が日本の納得出来る提案を用意出来たとしても来年には次の政権によって反故にされるのは目に見えている。ここで首脳会談があって、そこで何らかの合意があっても「何ら意味はない」のである。それなら次の政権が出来るまで待って、その政権の基本姿勢を見極めてから動く方が遥かに得策である事は言うまでもない。
 
韓国大統領の任期は5年で再選不可である。しかも左右問わず前政権を糾弾する事には余念がなく、任期の終わった大統領は大抵在任中のスキャンダルが報道され、その結果ムショ行きとなるのがお約束だ。それを知っていれば相手が日本でなくても、そして大統領が誰であれ、韓国との外交は大統領の任期終盤では意味がなくなる。それこそ韓国外交の構造上の大問題なのだが、当人にその自覚は全くない。そこを改善しない限り韓国が国際社会で今以上の発言力を得る事は出来ない。これは「嫌韓」感情とは全く無縁の「厳然たる事実」である。
 
「外相レベルなら進展がなくても会談をやることも必要だが、首脳はそうはいかない」
 
時事通信に政府関係者はこの様にコメントしたとの事だが、そういう理由で「韓国に限っては」外相どころか実務者レベルでもその必要はない。残り寿命1年もない政権との合意の為にかける手間と労力が無駄にしかならないからだ。サミットでなくても韓国は無視するに限る。挨拶や立ち話程度留めておくべきなのは言うまでもない。そしてマスゴミ。そういう事を勝手に「焦点」にすべきではない。サミットはマスゴミの願望を叶える場所ではない。焦点は「支那を『世界の敵』」と認定するかどうかにある。