新型コロナの起源に関する新たな知見

 

※事実なら説明責任があるのは当然であろう。
 
新型コロナウイルスの起源について興味深い論文が発表された。世界初のクラスター発生場所とされる武漢市の市場で感染前の2年半で4万7千匹の野性動物が「生きたまま」売買されていた、と言うのだ。そしてそこにはコウモリはいなかった、と言うのだ。それはどういう事なのか?

 

 

この論文、本来はコロナとは別の病原についての研究だったそうだが、それだけに支那当局の妨害工作の影響がなかった、とも言え、そうであれば信憑性が出てくると言える。それによるとWHOが有力視した
 
「コウモリ→中間宿主→人間」
 
と言う感染経路だとする説でその中間宿主とされるミンクやハクビシンはいたものの、コウモリはいなかったのだと言う。
 
新型コロナウイルスの起源はコウモリであると言うのは有力視されている。だが、この説ではコウモリと中間宿主との関わりを証明出来ないと説として成り立たない。この論文を前提にすればWHOの調査通りなら中間宿主がウイルスに感染していた事、そしてコウモリからその中間宿主への感染及び変異を証明しなければならない。少々困難ではないだろうか?
 
素手で扱うとは…
 
一方、最近脚光を浴びている「武漢研究所流出説」ではコウモリから人間へ感染した事になる。どういう目的だったかは別にしてこの説なら中間宿主の存在は不要だし、そもそも武漢研究所でコウモリを扱っていた事、そしてその扱いが杜撰であった事も判っている。写真は既に削除されたと言うその一コマだが、なんと、素手でコウモリを扱っている。そういう点からこの論文はWHOや支那の主張より「武漢研究所流出説」を裏付ける結果になると解釈出来ると言えるだろう。要するにコウモリが起源で、研究所がコウモリを杜撰に扱い、この中にウイルスに感染したコウモリがいた為人間に感染、それが近辺の武漢の市場へ広がり、そこでクラスター発生、と言うシナリオの方が自然な流れになる。まぁ、研究所からの流出が事故か故意かは兎も角として、だが。
 
武漢研究所流出説」が陰謀論扱いされたのは言い出しっぺがトランプ大統領だったから、と言う見方も出来る。もし、別の発信力のある誰かであればそこまでの扱いにはならなかっただろうが、そういう扱いをメディアがしたせいでこの様な事になった。武漢研究所流出説が証明されればメディアはその事をキチンと謝罪すべきであると言えるだろう。誰が言い出したのかで善し悪しを判断するのは非常に危険な事である、と言う証明になるだろう。それなりに根拠があるのであれば、誰が言い出したにせよ、客観的に判断する目が求められる。少なくともこの通りなら武漢の市場感染が発生した可能性は低い、と言う事にもなる。物事の解明にはこの様な「別の観点」からの見方が鍵となるケースもあるだけにその意味する所には要注目であると言えるだろう。