対馬の仏像窃盗事件に触れた韓国メディアの記事は「韓国の良心」なのか?

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国際法を見れば韓国の出すべき答えは一つ。

韓国の裁判所による「国際法無視の異常判決」は所謂徴用工問題だけではない。対馬の寺にあった文化財に指定されている仏像を韓国人窃盗団が盗み出し、韓国に持ち込んだが、韓国の寺が所有権を主張して裁判になっており、一審ではこの韓国の寺の所有権を認める判決が出て、韓国政府が控訴して現在二審が行わなわれている。国際法を見れば明白な結論は明らかなのだが、何故かどいつもこいつもそれを避けようとしている。それだけでもこの国の異常性は明らかであろう。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/7ef49a91e00689e0688f134ade86fc46d719f3e8

韓国の憲法では国際法との関わりについて以下の様に規定している。

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※韓国は自分達の憲法も守らない。

一読して明らかな様に韓国では国際法は「国内法と同等の効力を持つ」とされている。では文化財の保護に関する韓国が批准している国際条約はあるのか?と言われれば「ある」。

文化財不正輸出入等禁止条約」

である。勿論日本も批准しているので日韓関係においても当然この条約は適用される。

この条約では、
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※「文化財不正輸出入等禁止条約」7条。

7条で不法に搬入された文化財の輸入阻止、所有国への返還措置について規定され、

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※「文化財不正輸出入等禁止条約」3条。

3条では「この条約に基づいてされた措置に反して行われた輸出入、所有権移転は不法」と明言されている。従って答えは一つである。当該仏像が朝鮮半島で製作されたのは間違いない様だが、日本に渡った経緯が「倭冦による略奪」だろうが、他の何であろうが、(注:実際にはこの仏像が製作された後、朝鮮半島では李氏朝鮮による仏教弾圧が行われ、難を逃れるべく日本に託されたと言うのが真相らしい。しかも原告の寺も弾圧から逃れる事は出来なかった。)対馬で窃盗被害に遭った時点では誰が何と言おうが「日本の文化財」になっていた。従って韓国政府はこの仏像に関しては日本に「即時無条件で」返還する必要があるのは論を待たない。日本は既に返還要求をしているのだから、以後の韓国の如何なる措置も「日本に即時無条件で返還」以外のものは不法となる。韓国での法の原則、関連法をちょっと調べるだけで明らかな結論なのだが、流石韓国は「法治国家ではない」だけの事はある。それが「法の専門家」である裁判官でも判らないのだから。

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※少なくとも韓国はそうでない。

この記事はこの件に関する韓国側の問題点を指摘しているだけマシだが、日本政府の対応は甘過ぎる。これだけで十分に「制裁を発動する理由」になるのだ。口で言っても判らない輩には実力行使で思い知らせるよりない場合もある。こういう時には必ず

「話し合いで解決」

と主張する一定の勢力が存在するが、法も道理も常識も通用しない相手をどう説得するのか?実行してこの仏像を無条件で取り戻せたらそういう主張を認める必要はあるが、所詮は「机上の空論」でしかない。反論する前に「先ずやってみてから物を言え」と、言う事である。

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※それが「韓国のモラル」なのだろう。

だが、この記事は僅かに残っていた「韓国の良心」である。真に「日韓の友好」を願うと言うなら大切にすべきなのはこういう主張の出来る相手である。相手を間違えてはならない。