衆議院選挙の結果はどうなった
※数字上は維新の一人勝ち。
衆議院選挙の開票の結果、全議席が確定した。自民党は単独で絶対安定多数を確保。岸田首相としてはある程度安堵出来、結果を出せたと言えるだろう。数字上は兎も角、中身は後述するが問題があるが。公明党は良くも悪くも安定。維新は大躍進。下馬評以上だった。コロナ対策など政権への不満票はどうやらこちらへ流れたと見られる。
一方の国賊野党。立憲も共産もこの結果ではとてもじゃないが「野党共闘の成果が出た」とは言えない。「野党共倒」の繰り返しであった。共闘するにしても根本的な部分から見直さなければ今後も良くて同じ様な結果、下手すれば今回以下の結果にしかならないだろう。それでも山本太郎が当選してしまうなどこんな連中に投票してしまう有権者が相当数いる訳で、この辺りはその愚をしっかりと明確にしておかなければならないだろう。立憲にしろ、共産にしろ、この結果でトップの責任論が出てこなければそれは「異常」と言うレベルの「惨敗」である。
また今回の選挙は大物の苦戦、落選が目立った。甘利幹事長は自民党の現役幹事長としては初の小選挙区落選。勿論幹事長は交代となる見通しだ。この人事には最初から疑問の声が出ていたが、これが岸田首相の求心力に影響しなければ良いが。
議席数は自民党-12、立憲-13、公明+3、共産-2と、自公より立憲共産の方が下げ幅は大きい。「野党共闘の成果が出た」とか言ってる場合じゃない。どう考えても立憲共産党は自公政権の批判の受け皿とはなっておらず、コイツ等の大好きな「解体的出直し」が必要なレベルだ。議席を減らしたとは言え、自民党の「単独絶対安定多数」に変わりはなく、議席減は数字上は「誤差レベル」でしかない。良くも悪くも国会運営、と言う点では何も変わらないどころか、議論に積極的な維新が大躍進した為、今までの様な「審議拒否」戦術も却って自分達の首を締める結果にしかならない。枝野幸男も志位和夫も、責任を取ってトップから退くべき状況だ。特に枝野幸男。小選挙区でも勝ったものの今回は相当苦戦した様だ。次回は逆転もあるかも知れない。マスコミの予想も「自民党単独過半数は微妙」「立憲躍進」と言った予測もあっただけに総じて「外れた」と言えるだろう。その意味では国民の良識が表れた形になったとも言える。
国会にも「世代交代」の波がチラホラ見えてきた、と言う見方も出来るだろう。この結果が日本と言う国の為に良い方向へ向かう事を願う。この状況下で来年の参議院選挙が行われれば、結果次第では改憲議論も実現へ向かう可能性もある。その場合鍵を握るのは維新だ。彼等の言動には要注目であろう。