朝鮮戦争終戦宣言が時期尚早な理由

※お前のレガシー作りになど付き合ってられない。

ワシントンで先月行われていた日米韓の高官協議で「朝鮮戦争の終戦宣言」に日本は「時期尚早」と難色を示していた事が明らかになった。別段日本が朝鮮半島の平和を望んでいない、と言う意味ではないが、対北朝鮮対応の観点から見ればそういう判断になるのは必然だとも言える。

https://news.yahoo.co.jp/articles/55de92fde39213e4eb6de496e386d5655d527625

※「朝鮮半島の和平」と言う上っ面に騙されてはならない。

朝鮮半島の休戦協定は「国連軍と支那・北朝鮮」の間で締結されたものなので日本は直接の当事者、とは言えない。しかし実際にはその国連軍の後方支援や掃海任務などで関与はしており、何より国連軍の司令部は未だに日本に存在する。「全くの無関係」とは言い切れない部分があるのも確かだ。

韓国も「休戦協定の当事者」と言えるか微妙な所はあるにはあるが、それはさておき「朝鮮半島の和平」と言う言葉だけを見れば反対する理由はなさそうだが、日本の立場からすれば「時期尚早」と言うには理由がある。

※所詮は文在寅の私利私欲。

最大の理由として言えるのは「南北共に信用ならない」と言う事だ。終戦宣言をした所でそれと引き換えに北朝鮮が核を放棄するなどと考えるのは幻想でしかない。それ以前の問題としてコイツ等何度約束を反古にしている？更に日本には拉致問題がある。終戦宣言も結構だが、即時無条件で拉致した日本人を引き渡して当たり前であり、それなくして勝手に「朝鮮半島の和平」だとか「南北統一」とか言うものではない。日本に「過去の清算」云々言うなら自分達も同様にして然るべきであるのは論を待たない。

また、このタイミングの終戦宣言は「文在寅のレガシー作り」と言う側面が強く、奴の個人的事情に日本が国を挙げて付き合う理由はない。しかも奴自身が

「いつでも取り消せる」

なんて言う程度の認識の終戦宣言など何の意味もなく、「朝鮮半島の和平」と言う本来の目的に資するものではない。そんな目先の「偽りの終戦宣言」に意味はない。真に朝鮮半島に和平をもたらしたいなら日本に対して拉致問題の解決、核の完全放棄、その他建国以来の悪事を清算し、法治の何たるかを理解するレベルになっている必要がある。形だけでなく中身も「近代化」しなければ意味はないのだ。朝鮮半島の統一はそれからでも十分だ。連中の精神は世界から200年は遅れている。