日米関係は日韓関係と違う。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140305-00000029-xinhua-cn


「米国のラッセル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は4日、歴史問題などをめぐって冷え込む日韓関係について、「関係改善が米国外交の優先課題だ」と述べた。米議会上院の東アジア太平洋小委員会の公聴会での発言。(中略)

次官補はまた日韓の歴史をめぐる議論について、日米は戦争でかつて敵対したが現在では同盟国となっており、こうした関係が日韓のモデルになると指摘した。」

アメリカがこの様に考えるのは日韓関係の問題の本質を理解していないのではないかと思わざるを得ない。

日韓の対立は歴史認識を巡る対立ではない。あくまでも日本は歴史事実に基づいた認識を示しているが、韓国のそれは歴史認識ではない。歴史ファンタジーでしかない。アメリカは先ずそれを認識しないと如何なる仲裁も意味を為さない事を理解しなくてはならない。
例えば慰安婦

http://goo.gl/WF15t

これは米軍が1944年にビルマにあった日本軍慰安所にいた朝鮮人慰安婦の聞き取り調査の結果を示した米国の公文書。そこに報告されている慰安婦は「性奴隷」ではなく「売春婦」だった…

あれこれ日本に言う前にこういう自国の公文書を読んでから物を言え。

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これまたアメリカの公文書。竹島は朝鮮の支配下にあった歴史はなく、日本領だと明記している「ラスク書簡」の一部である。

そういう事実と日本の主張を軽視し、韓国ロビーの毒饅頭に汚染され韓国のファンタジーを真実と誤解しているアメリカが一体何を仲裁出来るというのか?

アメリカの、特にオバマ外交は単なる事なかれ主義で対立する双方にいい顔をするだけだ。そういう態度は問題解決に何ら寄与しない。

戦後の日米関係はアメリカ(を中心にしたGHQ)の占領政策から始まった。その良し悪しは別にして教育改革ではアメリカに都合良くなるようにして日本人から牙を抜いた。例えば本来「大東亜戦争」としていた先の大戦を「太平洋戦争」とさせて「大東亜戦争」に込められていた「アジア各国の欧米支配からの解放」という大義を日本人から消し去ろうとし、太平洋戦争を邪悪な侵略戦争にしてしまった。
だから日本の教育では反米思想は育ちにくいだろうし、例え歴史の真実でも口にすると異端扱いする様になってしまっているのが現実だ。
東京大空襲や原爆投下は大虐殺」と発言した百田尚樹氏の例がそれを示している。

勿論日米の歴史認識が食い違うケースもある。原爆投下がそうだ。誰であれアメリカ側の認識を口にした瞬間、被爆者やその家族、関係者の怒りを買う事になる。が、日韓の様な事にはならない。

何故か?一つは民度である。日本は韓国と違って「被害者と加害者の関係は千年経っても変わらない。」等という器の小さは持ち合わせていない。
また、日本人は元来謙虚で客観的に自身を見つめる事が出来る。「我が優秀な韓民族」等と吹聴し、選民思想を振りかざして他民族を憎悪するナチスさながらの韓国と違って。
更に日本人は事実に正面から向き合っている。日本は韓国と違って自分達に都合の良い歴史認識を捏造・歪曲したり、嘘・出鱈目を堂々と公の場で話したりはしない。

「歴史を忘れた民族に明日はない」
韓国人の言葉らしいが、韓国人は自身に向けられたこの言葉の意味を理解せず日本に歪曲して向けている。しかしアメリカにも当てはまる言葉でもある。アメリカは自身の史料から見つめ直して正しい歴史事実を理解しておく必要がある。日韓関係の改善がアメリカの国益に繋がると言うならまずはそこから始めてはどうか?