ウクライナ情勢は他人事ではない

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ウクライナ情勢を巡り米国は対露制裁を発動した。ビザ発行停止や資産凍結などがその内容である。
またEUも制裁を準備している模様だが、ロシアは既にウクライナクリミア半島を制圧しており、兵力は二万とも言われる。
国連の監視団の目を避けて撤退したとも、またその国連の監視団を妨害したの報道もあるが、ウクライナ内のクリミア自治共和国はロシアへの編入を希望して是非を問う住民投票を行うと言う。

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※ロシアと欧米諸国の主張の相違。

ロシアとしてはここまで介入した以上、
1クリミア半島を自国に編入
2クリミア自治共和国主権国家として独立させる

どちらもウクライナからクリミア半島を分割させる内容だが、そのいずれかが実現しないロシアは限り引き下がらないだろう。EUの制裁発動なら報復を予告しているし、アメリカの制裁もどこまで効果があるか?日本はアメリカの制裁は支持したが、日本独自で対露制裁はするのか?ロシアはEUに対しては「天然ガスの供給停止」というカードがある。特にドイツは天然ガスの三分の一をロシアからの輸入に頼っているというからこれは痛い。

…またロシアはアメリカの機密を漏らしたスノーデンから何らかの機密情報を得ている可能性は高いだろう。アメリカに対しても機密漏洩という報復手段があるならば強気に出られるのだろう。あのプーチンならそれくらいやっていても不思議はない。
余りの手際の良さにソ連時代から事態を予見して仕込んでいたのかと思える程だ。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140307-00000082-reut-asia

クリミア半島の歴史や重要性を簡単にまとめた記事である。現在のウクライナ情勢を理解する一助になろう。

しかし、ロシアの狙いは明らかに国際法に違反する。

まずウクライナ憲法は分離独立の様な議題は「全国民による国民投票」が必要だとしている。いくらクリミア自治共和国だからといってもあくまでウクライナ全国民の国民投票をやらずに合法的に独立は法的には出来ない。またロシアがクリミア半島を占領したと言うならロシアには占領地の法規を尊重しなくてはならない。ロシアの独断でクリミア半島の秩序を変更するのは国際法違反だ。

「やった者勝ち」「勝てば官軍」ではないのだ。

そして日本も他人事ではない。安易に移民を受け入れたり、外国人参政権を与えたりすると現在ウクライナで起きている事態が現実になりかねない。特に支那や韓国の様な明確な反日国家からはそういう目的で移民を装った工作員が大挙して来日する事もあり得る。他山の石だ。

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