OINK炎上劇

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韓国での客船沈没事故についてソウル市長選に名乗りを上げている韓国与党セヌリ党の重鎮、鄭夢準議員の次男(浪人生)が、Facebookで「似た事件が起きても理性的に対応する他の国家と違って、我が国民は大統領が行って「最大限の捜索努力をする」と言うことにも大声を出して罵り、国務総理に水の洗礼を浴びせる」「国民感情自体がとても未開(=野蛮)だが、大統領だけ神がかり的存在となって国民のすべての要求を満たすことを期待するのは話にもならないこと」等と、投稿したところ被害者家族を侮辱するものと炎上し、父親の鄭夢準議員が代わりに謝罪する事態となったという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140421-00000092-jij-kr

…不思議な事件である。この事故対応を韓国以外の外国から見れば彼の発言はもっともに思える。起こった事は報道を見る限り少なくとも事実である。またセウォル号沈没事故発生以降韓国のマスコミは異口同音に韓国政府の対応を批判し、社説やらコラムで自国を「三流国家」などと非難していたのではないのか?そういうマスコミの論調に影響されたのか、事故対応の稚拙さを見て自国が情けなく思えたのか、これは筆者も伝聞に過ぎないが韓国のネットでも同様の意見は多く出ているとされている。この国では同じ内容の発言でも一般市民なら問題ないが、与党重鎮議員の息子なら問題発言だと言うならそれはおかしいだろう。そういうのを差別と言うのだが、韓国人は知らないのだろうか?と、言うよりもその発言に対する反応自体が自分達が彼の言う「国民感情自体がとても未開(=野蛮)」そのものであり、自ら証明しているのに等しいのだが…?

セウォル号沈没事故で多数の人命が失われた。その事は悼むべき事であり、そこに嫌韓やら憎韓、呆韓といった感情は関係ない。しかしセウォル号が日本から売却され韓国でどの様に運用されていたのかはまた別の話だ。今まで明らかにされた運用法、そして事故が起こった後の船長、船員の言動救助にあたっている政府の対応、そこでなされたOINKな言動、それらはどうか?韓国与党重鎮議員の息子の発言はそれらについて述べたのだと考えるのが妥当である。

セウォル号沈没事故で犠牲になった人命には例え嫌韓、憎韓、呆韓でも多くの人が哀悼の意を示している。その中で韓国人が自らの言動が国際的な観点から見ておかしいと感じる様になったのは悪い事ではないが、その代償は余りにも大きなものであった。