勿体無い朝日新聞

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新聞一面のコラムはその新聞社で一番文章力のある人間が担当するという。筆者自身は中学高校の国語の授業で複数の担当教師に「文章力を付ける為には新聞のコラムを読め」と言われた事はある。尤も教師が薦めたのは大抵は朝日新聞の「天声人語」であったが。…今にして思えばそれを盲信していたなら筆者は現在とは逆にリベラルな論調でブログを書いていたのかも知れない。

筆者が好きなコラムは産経新聞の「産経抄」である。筆者自身が支那・韓国が嫌いなのもあるが、連中を批判する際の皮肉気味な文章は読んで面白いし、文章が巧いのがよく判ると感じる。そうでなくても考えさせられる内容は多く感じる。

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※5月3日付産経抄

筆者もこの場でそういう文章を書けるならいいが、力が足りずなかなかそうはいかない。残念な事ではあるが。

閑話休題憲法記念日朝日新聞の「天声人語」を読んでみたら余計な一節がある故に内容を落としているのが残念でならない。まぁ、それが朝日新聞と言われたら話はそこまでなのだが。

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※5月3日付天声人語

スペインでのサッカーの試合中にブラジル人選手にバナナを投げる愚挙をした観客(後に逮捕)の話から始まる、差別問題がテーマであった。日本で最近起きた事件にも触れている。先日のJリーグの試合での「Japanese Only」の垂れ幕事件でのそれは明らかな差別的表現だ。それを非難するのに右も左もない。当然だ。在特会の表現が行き過ぎたヘイトスピーチだと批判するのはまだ解らなくもない。(但し在特会の主張自体は間違ってないとは思う。在日特権をなくす事は筆者は賛成だ。その表現に賛否両論あるのだが。)だが、朝日新聞よ、どうして四国のお遍路さんでの勝手に貼られたハングルの案内を剥がすよう呼びかけたものが外国人排斥なんだ?こういうのを歪曲と言うのだが?さり気なく朝日新聞お家芸の捏造・歪曲が炸裂していた「天声人語」であった。そこさえなければ普通に真っ当な内容と読めただけに勿体無い気がする。

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※これがその貼り紙。韓国人はお遍路するなとは書いてはいない。

朝日新聞に限らず記事に自らの論調を反映させるのは自由だし、寧ろそれ自体は当然だろう。しかし事実を捏造・歪曲して報道するのは違うだろう。だから朝日新聞は「捏造・歪曲・反日」と批判されるのだろう。朝日新聞の記事の全てが間違っているとは言わないが、こういう余計な一節を入れて自らの記事の価値を落としても意味はなかろうに。勿体無い。

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※過去にはこんな事もあった。