天木直人と朝日新聞

イメージ 1


天木直人なる一介の元官僚の反日外交評論家(らしい)が、以前に以下のコラムを書いていたので以下に引用する。少々長いが、是非ともお読み頂きたい。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/amakinaoto/20140611-00036235/

《 門田隆将と名乗る一介のノンフィクション作家が、どういう動機かは知らないけれど、あの朝日新聞の近年まれにみる調査スクープ報道である「吉田調書」について、こともあろうに、何の関係もない慰安婦問題を持ち出して、あの時と同じように、この朝日のスクープは捏造だと書いた。

この門田隆将と、その記事を大きく掲載した週刊ポスト小学館)、週刊フラッシュ(光文社)は自らの責任の重大さにどこまで気付いているのだろうか。

いずれにしても、門田と週刊ポスト、フラッシュが軽率にも提起した問題は、国民にとっては白黒つけさせて、どっちかウソをついたほうを、メディアから永久追放させなければいけない。

それほど重要な問題であるからだ。

周知のように朝日が、決して外部に漏れることのない故吉田昌郎福島第一原発所長の手になる事故直後の調書をスクープ報道して世間を震撼させたのは5月20日の朝刊だった。

その調書のキモは「事故直後に第一原発事故現場にいた所員が吉田所長の命令に背いて、第二原発に撤退してしまった」という箇所だ。

これが本当なら、もはや東電はその無責任さを問われ、国民の怒りの中でたちどころに潰れる。

生き残りなどあり得ない。

安倍政権が強行しようとする原発再稼働も吹っ飛ぶ。

それほどの大スクープである。

だからこそ菅官房長官は激怒し、あの悪名高い特定秘密保護法案まで持ち出して、吉田調書を漏洩した犯人探しと厳罰を命じたのだ。

近年まれにみる朝日の調査大スクープである。

しかも朝日は門田の言うような大キャンペーンを繰り返しているのではない。

朝日も、また今や御用メディアに成り下がっている。

だから、こんな安倍政権を直撃する大スクープを朝日としてキャンペーンする事にはためらいがある。

しかし、この大スクープをものにした記者のジャーナリズム魂と大スクープの価値の大きさに背中を押されて、一回限りの報道にするには惜しいと、遠慮がちに書いているのだ。

それを、門田という一介のノンフィクション作家が、どういう思惑からか知らないが、よりによって、原発とは無関係の従軍慰安婦問題を持ち出し、同じ朝日の捏造だ、と書いた。

その罪ははかりしれない大きさがある。

なぜか。

福島原発事故の責任を国と東電に正しくとらせる、という問題は、これからますます大きくなる、この国の命運をかけた一大政治問題であるのに、それから目をそらす反国民的役目を果たすからである。

それを一介の作家と週刊誌があの程度の取材で、あの程度の論法で捏造だと断じたのだ。

もしそれが確証のないものなら、門田と週刊誌は、作家活動停止や廃刊だけでは済まない責任を国民から取らされることになる。

そうでなければいけない。

もし、朝日の大スクープが捏造されたものだとしたら、朝日の責任はさらに大きく、朝日は潰れる。

私は朝日なんか潰れたほうがいいと思っている読者の一人だから大歓迎だ。

というわけで、この門田が朝日に売った喧嘩は大歓迎だ。

どっちが勝っても負けても、国民にとってはプラスなのだ。

重要な事は白黒つけることだ。

間違っても、「死人に口なし」のせいにして、うやむやで終わらせないことだ。

そのためには、特定秘密保護法案の情報開示を菅官房長官に求めることだ。

そして、門田の取った勇敢な行為には大きな功績がある。

今こそ情報公開を拒否しようとする菅官房長官の暴挙を責め、この門田と朝日の生き残りをかけた審判を国民が公平に下せるように、吉田調書の全文の公開を大手を振って求めるのだ。

拒否できるはずはない。

これこそが門田の一大功績である。 》

イメージ 3


※あっ、本音がつい…

一応断っておくがこのコラムが書かれたのは6月の話であるから、書いた時点ではどっちが正しかったかは不明である。だが、読んで嫌悪感を抱いた方もいるかも知れない程の傲慢不遜な上から目線の文章である。そもそも彼の肩書きは外交評論家だから吉田調書については畑違いの筈だ。

イメージ 5


※これ位傲慢不遜

そして典型的な反日左翼の論調である。自身の見解が絶対正しいと言う前提で反対者は塵芥の如く扱う。事実がどうかではなく、自身の見解に都合のよい点しか見ない。

その吉田調書にどんな取材と裏付けを天木自身がしたのかは知らないが、それをまともにやった門田氏をこき下ろして、朝日新聞の報道が正しかったかの如く書いている。今頃こんなコラムを書いた事を恥じているのだろう。…もっとも「恥」の意味を知っていれば、だが。

イメージ 2


※答えはコレ

http://bylines.news.yahoo.co.jp/amakinaoto/20140913-00039069/

…と、思っていたが「安倍・菅政権に襲い掛かる吉田調書の公開」(上記リンク)と朝日新聞の吉田調書誤報謝罪後のコラムでは門田氏について一切触れていない。恥じる気持ちはないようだ。結果的に自身の見解も誤りであったのに。他者の批判の前に門田氏に謝罪すべきだろう。要するに天木直人朝日新聞と同じ穴の狢である。この程度の見識しか持ちえないくせにそれを振りかざして有料記事を配信して読者(えっ、いるの?)から金を取る資格はない。流石日刊ゲンダイの御用達三流評論家擬である。

イメージ 4