遺跡破壊と言うISILの愚行

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ISILの連中がまたもや暴挙を始めた様だ。

イラクの観光・遺跡省は7日、ISILが、イラク北部モスル南方にある約2千年前に繁栄した古代都市の遺構で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されているハトラ遺跡の破壊を始めたと明らかにした。

ISILは最近、モスル近郊で約3千年前に栄えたアッシリアのニムルド遺跡の破壊も開始。モスル博物館に収蔵されている遺物の破壊も進めているとされ、ISIL支配下で貴重な歴史遺産が失われる懸念が強まっている。

ロイター通信によると、ハトラ遺跡周辺では7日、住民らが大きな爆発音を聞いたほか、ISIL戦闘員とみられる集団がブルドーザーで遺跡を破壊しているとの情報もある。

ISILは、7世紀前半のイスラム教草創期を極端に理想化し、それ以外の文明や文化を敵視。古代遺跡から発掘される遺物を、イスラム教が禁じる偶像にあたるとして破壊行為を正当化している。

イスラム過激派の遺跡破壊では、アフガニスタンタリバンが2001年、バーミヤンの石仏を破壊したことなどが知られる。》

http://www.sankei.com/world/news/150307/wor1503070051-n1.html

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※ISILに破壊されたとされるハトラ遺跡

勿論これらの行為はイラク国内法はもとより国際法に照らしても明らかな犯罪行為であることは言うまでもない。当たり前の話だが遺跡と言うのは故意であれ過失であれ理由を問わず一度破壊されてしまえば最早取り返しは付かない。ISILのやっている事は人類史上最悪レベルの愚行であると言っても過言ではなかろう。

イスラム教では周知の通り偶像崇拝は厳禁である。それに従ってISILの連中は偶像破壊をしているのかと思いきや、一説には遺跡から金銀財宝を運び出し、また出土品の一部を密売して資金源にしているとも言われている。とてつもなく始末の悪い連中だ。これでは宗教もへったくれもない。やっている事は盗賊団のそれと変わり無いではないか。先日黒鉄ヒロシ氏が連中を「アラブの山賊」と評したが、今更ながら言い得て妙である。連中の存在自体がイスラム教を冒涜する行為だ。

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※ISILの愚行と、その同類項の図。

勿論イスラム教徒だけではない。ISILは全世界の敵である。この連中をのさばらせておけばおくほど文明そのものが危機に陥っても何ら不思議はない。日本も「テロに反対する」と言う姿勢を明確にした以上最早他人事ではないのだ。

この期に及んで「自分達とは関係ない」「日本は憲法9条があるから大丈夫」などと言う世迷い言を吐く連中の気が知れない。何もしないのは消極的協力と変わらない。ましてや「テロ反対」の国会決議を棄権する似非議員や、中東地域にいる日本人の情報を何の考えも無しに無造作に放送するTV局などもっての他、論外である。

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※ISILの協力者1

アメリカでも地上部隊派遣賛成が反対を逆転したと言う。この賊共に対しては人類は一つになれるかも知れない。…何処とは言わないがテロリストを英雄視する韓国とか言う愚かな国以外は、だが。

…とは言え、既にISILのせいで人類が失った物は大きいと言わざるを得ない。アメリカや有志連合が本気で地上部隊を派遣して掃討にかかれば程なくしてISILが壊滅する公算は高いのだろうが、仮にそうなったとしても人類が払った取り返しの付かない犠牲と今後の宿題は大きい。せめて国連でそういう事を話し合ってくれれば…と思っても国連事務総長がアレでは国連も今一つ頼りない。と、なれば日本は自分に降りかかる火の粉は自分達で払う他ない。そうする事で他国の足手まといにならない事もある意味ではテロ対策の一環であろう。安倍首相のやっている事は間違ってはいない。そしてそれに反対する左翼連中はやはり有害でしかない。

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※ISILの協力者2