意味があるのか?民主党と共産党の選挙協力は?

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民主党岡田克也共産党が他党との選挙協力を表明した事についてそれに前向きな姿勢を見せた。

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http://www.sankei.com/politics/news/150920/plt1509200030-n1.html

…一言で言ってしまえばバカ。愚劣な発想でしかない。そもそも民主党共産党の考え方にどんな一致があると言うのか?あるのは精々「反安倍(=反日)」「媚支那朝鮮」程度でしかなかろう。そもそも民主党は自党内でさえまともに意思統一が出来ないのにましてや他党との意思統一等出来る訳ない、と言うのは自然な帰結であろう。そんな数点の一致のみで考え方の違う政党がまとまれる筈はないし、それを民主党は与党時代に社民の連立離脱で経験している筈だ。そこから何も学んでいないのか?

…だとしたら民主党には「反省」どころか「学習能力すらない」と言うことになる。そんな政党に政権担当能力がある筈もない。そしてそれは既に悪夢の民主党政権で証明されている。そんな民主党に再び政権担当させようなんてバカな事を考える国民はまずいないだろう。直近の選挙での民主党議席数が如実にそれを示している。

…「安倍政権にYesかNoか」と言う問いを出してNoが多ければ選挙で野党の選挙協力を実現させて先ずは参議院での過半数獲得、ひいては政権交代が実現出来る、と言うのが青写真なのかも知れないが、それは理屈の話であって現実はそうもいかない。単純に考えても選挙区と言う区割りがあるのだからそこにいる有権者が全国一律で均等な選挙結果になる筈もない。また次回の参議院選挙で与党が過半数割れすれば再び「ねじれ国会」だ。現在与党が参議院でも過半数獲得しているのにも関わらずあれだけの醜態を晒したのに更に話がややこしくなってこれ以上に醜悪な国会になる「ねじれ国会」を果たして有権者が望むのであろうか?更に「安倍首相は支持したくないが他にまともなのがいない」等の理由で敢えて支持していなくても自民党に投票すると言う様なケースもありえる。単純に「YesかNo」でNoが多いからと言ってその全てを野党の選挙協力で取り込めるとは限らないと言う事だ。
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…そんな訳で選挙協力を実現したとしても烏合の衆が関の山、いずれ意見の違いから喧嘩別れするのは目に見えている。それ以前に民主党自体が「反自民」での烏合の衆ではないのか?野党が集結して選挙に勝てると言うならばとっくの昔に日本も二大政党になっている筈だ。民主党が行うべき事は他党との選挙協力や合併などではなく自党の意思統一をスムーズに出来る体制作りだ。それが出来ない内は与党時代の反省など誰も認めはしない。そして民主主義とは何か?と言う理解である。民主党が日本を民主主義の国であり続けて欲しいと思うのならばそれを否定する共産党との協力など愚の骨頂である事に気付くべきだ。

尚、幾ら思想信条の自由があっても共産党が非合法である国はあると言う。それらを否定する共産党そのものがその国の価値観と相容れないからだ。「反自民」は結構だが共産党に投票する事は今まで自分が預かってきた民主主義の恩恵を放棄するに等しい。それだけは忘れてはならない。
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