ユーモア溢れる動物園の「スズメ解説板」

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※ユーモア溢れる「キジ舎」の「スズメ」の解説板。

これは「ユーモアの一環」として受け取っていいであろう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150929-00000022-minkei-l05

秋田市大森山動物園園内で飼育しているわけではない「野生」のスズメが、飼育するキジのエサを勝手に食べてしまうことに業を煮やした同園担当者が今夏、「スズメ目スズメ科」「分布=キジ舎」「体長=キジ舎の網を通り抜けるぐらい」「体重=キジ舎で食べた分」「食べ物=キジたちのごはん」などと、スズメに対する皮肉を込めた解説板を「キジ舎」前に掲示した。 同園担当者がその後、「この画像(解説板)がツイッターで3万リツイートに達したよ(キリン・トナカイ舎担当)」「何…だと…?(キジ舎担当)」などと担当者間の会話をパネルに記載し、解説板と併せて掲示ユーモアあふれる同園の対応を称賛する4万人以上がさらにリツイートする広がりを見せている。
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※問題のスズメはこうやって動物園のキジ舎の餌を狙うらしい。

…勿論動物園なのだからスズメがキジの餌を盗み食いするのを防ぐ方法などキジ舎の網の目をスズメが通れない程細かくする、を始め幾らでも思い付くだろうし、その気になれば実行することだって簡単にできるであろう。そうせず敢えて皮肉を込めた解説板を出すあたりにこの動物園の余裕とユーモアのセンスを感じる。受け取り方は人それぞれかも知れないが、筆者個人としてはこういうのは好意的に受け取りたい、と思う。

…筆者の職場にもスズメを可愛がる人がいて餌付けをしている人がいる。…が、いつの間にかハトがスズメを駆逐してしまい、「スズメの餌付け」が「ハトの餌付け」に変貌してしまった。端から見ているとスズメはどう見ても「盗み食い」している様にしか見えないハトはスズメなど気にもかけない。恐らくこの動物園のキジもそうなのであろう。スズメなど眼中に無いに違いない。
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※キジにはスズメなど眼中に無いに違いない…

…因みにカラスの場合は1羽来ただけでハトもスズメも何羽いてもあっさり逃げ出してしまう。それともカラスは餌を取る際、周囲の他の鳥を追い払ってから餌を奪うのか?いずれにしてもハトやスズメなどには雛以外には「集団的自衛権」と言う発想はないらしい。…そう受けとるべきか、カラスが「まるでジャイアンなのか?筆者は鳥類学者ではないから素人目線で「カラス1羽VSハト10羽のバトルなら幾ら何でもハト10羽の勝ちだろう」なんて思ってしまうのだが…

いずれにしてもこの動物園がスズメと言う「招かれざる客」を巧く利用して話題作りに成功した事は間違いないであろう。単に珍しい動物を飼育したり、動物と触れ合う機会を提供したり、芸を仕込んだりするだけが能ではない、と言う事なのだろう。こういうユーモアがある動物園ならば行く機会さえ有れば不肖筆者も行ってみたい、と思う。