「狂気の沙汰」と非難する事が「狂気の沙汰」

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「狂気の沙汰」とはこういう抗議をする行為そのものを言う。

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http://www.sankei.com/life/news/151123/lif1511230003-n1.html


東京電力福島第1原発が立地する福島県沿岸部の国道6号で10月、地元の中高生らが参加した一斉清掃活動の主催団体に対し、「狂気の沙汰」とか「殺人行為」等と約1千件にも上る誹謗中傷の電話やメールなどが寄せられていたことが分かった。これは地元の高校生が道路沿いに捨てられたごみの多さに見かねて声を上げ、5年ぶりに行ったボランティア活動だったのだが…

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こういう抗議をする連中は恐らく放射線を0.1ミリシーベルトでも浴びたら危険、とでも思っているのかも知れないが、原発があろうがなかろうが自然被爆は嫌でも逃れられない。平均では2.4ミリシーベルト/年、と言われるが地球上でもばらつきがあって年間10ミリシーベルトを越える場所さえある。彼等の主張通りならそういう場所は平均の数倍癌や白血病のリスクが高まる事になるが、そうはなってはいない。
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また放射線といっても幾つか種類があり、性質も防護対策も各々違うのだが、連中にそういう理解があるのかは甚だ疑問である。

そういう理解もないまま「原発放射線=危険」という左翼的三段論法で「今はまだ地元に戻れないがいずれ」と言う思いや、「今地元に出来る事を」と言う思いで行った事を非難したと言うならそれこそ「狂気の沙汰」だと言っていい。

原発の是非は人それぞれである。賛成反対問わず感情論ではなく科学的知見に基づいて議論をするべきであろう。だが、こういう連中は事故から4年半以上経ってもそれが理解出来ていないらしい。やった事は地元を思う中高生の思いを踏みにじり、更に原発の是非の議論の邪魔にしかならないだろう。困った連中である。