日韓スワップの復活に意味はない。
※これは韓国への温情かそれともまた何か狙いがあるのか?
既に御存知の方も多い記事であるが、事実ならやはり腹立たしい事この上ないので、自身でも記事にする事にした。
http://www.sankei.com/politics/news/160114/plt1601140003-n1.html
日本政府が日韓スワップ協定について「韓国側から正式要請があれば」再締結に応じる方針である、と言うのだ。またもや保守層の怒りを買うような内容である。
日本政府はその理由について、
「支那の景気後退が韓国経済に大きな影響を与えるリスクがあるため、国境を超えた景気悪化の連鎖を防ぐには通貨スワップ協定が有効だと判断した」
としている。しかし、である。
…そもそも「スワップ協定」そのものに
「経済的に強い国が周辺の経済的に弱い国を支援する」
と言う構図があるのは否めない。これも周知の事実だが、韓国全体のGDPは東京都のそれにも及ばない。日韓ではそれだけ経済力に雲泥の差があるのだが、それ故日韓スワップでは
「日本が韓国の助けになる事はあっても、韓国が日本の助けになる事はない」
のである。事実上無条件で韓国の保証人になるに等しい。そんなスワップに日本がどんな意義を見出だせると言うのであろうか?
※スワップでウォンを貰う意味は日本にはない。
韓国では経済界を中心に日韓スワップ復活の要請は多かったと聞く。それだけ韓国経済が危険水域にある、と言う事ともう一つ、日本とのスワップは「ドル建て」と言うのが韓国にとっては旨味なのである。
韓国も他の国とスワップ協定を締結している。特に宗主国の支那とは多額のスワップがあるものの、その悉くが「相手国の通貨」でのスワップなのである。これだとスワップが発動されて資金を手にしても、それを「ドルに換えてから決済」となる。勿論ドルに替えるのに時間がかかって決済に間に合わないケースや、その時の相場次第では満額スワップでもその通貨をドルに替えた瞬間資金不足でデフォルト確定、なんて事も十分あり得る。その点最初からドルでスワップしてくれる国の存在する意味は韓国にとっては大きい。それ故日本とのスワップは「韓国にとっては」意味があるのだ。
※日韓スワップの実態。
…しかしその場合でも日韓スワップで日本が受けとるのは「ドルでなくウォン」である。仮に一万歩譲って日本に何らかの経済危機が起き、韓国からスワップで資金を手にしても
「ウォン…!?」
…焼け石に水、とかでは到底収まる話ではない。こんなもので経済危機が克服できるかっ!?従って日本にとって韓国とのスワップなど
「有名無実」
そのものでしかないのだ。それでもやる意味があるのか?
※援助をしてやっても韓国の態度はこうだった…
※政府としては否定的だが…!?
一方菅官房長官は記者会見で
「現時点において具体的な話をしているという報告は受けてません。ですから政府として何らかの方針を固めたという事実はないです」
と話している。
※上手く再生できないときはコチラから
日本にとって何ら意味のない韓国とのスワップに応じる理由は何か?…裏でアメリカの要請でもあったのか?…だとしたら日本としても正面切ってアメリカに「NO」とは言い難かったのか?だから「韓国側から正式要請があれば」と条件を付けたのか…国内経済の危機も何処吹く風、で反日に奔走するしか能がない韓国が日本に頭を下げて「正式要請という形の完全降伏」など出来よう筈もない、と読んでいる、と言う事か…?それならば単なる「リップサービス」でしかないからまだ理解出来なくもないが、果たしてそれが正しいのかどうか…?
…何れにしても韓国とのスワップに日本のメリットが皆無である事に変わりはない。経済危機に対して韓国を防波堤にしようなどと言うのは原発に設置された防潮堤より意味がない。それでもやるというならドルではなくウォンでやれ。韓国に甘い汁を吸わせる必要は皆無である。
※これが実態。
※こういう態度で対応するのが正解。