台湾総統選挙、政権交代実現!

イメージ 1


産経新聞号外より。

台湾の総統選挙、民主進歩党蔡英文主席の当選が確実であると報道された。
イメージ 2


http://www.sankei.com/smp/world/news/160116/wor1601160061-s.html?pdm_ref=rna
イメージ 3


※台湾の選挙について。

戦前の下馬評の段階で既に有利が伝えられていたが、その通りの結果になったと言える。
イメージ 4


※16時の段階で既に圧倒的有利に…
イメージ 5


イメージ 6


※新総統の蔡英文氏について。


勝利の要因に「国民党の馬英九政権が2期にわたり進めた支那との融和政策」に台湾国民が「NO」を突き付けた事にあるのはまず間違いなかろう。

馬政権下で台湾経済の支那依存度が高まり、有権者の間には台湾が支那にのみ込まれるとの不安が強まった。また多数の支那人観光客が台湾を訪れ、その民度の低さを目の当たりにして自らを支那人とは異なる台湾人」と考える意識も若年層を中心に広まった…と言うから皮肉なものである。…とは言え台湾と支那では民度に天と地以上の開きがある。他国の目から見たらその違いは分かりにくいのかも知れないが当人達にとっては支那人と一緒にされては堪らない!」と言う気持ちは強いのだろう。…当然と言えば当然の話であるが…

日本としても基本的には歓迎すべき事であろうが、問題がないわけでもない。先ずは尖閣諸島蔡英文も早速尖閣諸島の領有権を主張している模様だが、台湾の総統選挙とは無関係に尖閣諸島は日本の領土であることは国際法に照らし合わせれば論を待たない。これについては過去記事でも触れているので御参照頂ければ幸いである。

イメージ 9


※92年コンセンサスに対する主張の違い。

また韓国と違って台湾は日本の統治時代を比較的公平に見てくれてはいる。そういう点には大きな転換はないだろうが、台湾人慰安婦や教科書の問題など問題がないわけでもない。が、それらだけで蔡英文に「親日反日」の判断をするのは早計であろう。それらを含めて総合的に判断するべきである。

また支那にとっては「最も望ましくない」候補が当選したと言えるだろう。支那に言わせれば「一つの中国」の原則を確認したとされる「1992年コンセンサス」。これを根拠に支那共産党が正統な政権であるとする以上台湾は支那の一部である、と言う前提で支那は台湾に接してきたが、蔡英文はこれに対する明確な態度を示していない。支那との関係悪化を懸念する多数派の中間層を意識していたからだ。とは言え支那から「1992年コンセンサス」を認めるか否かの「踏み絵」を迫られる事は容易に予想出来る。その時どうするのか?支那の圧力に簡単に屈する様なヘタレでは話にならないだろうし、自身の主張だけを押し通そうとしても支那の反発は必至である。独自色を出しながら支那との関係をどうするのか?蔡英文政権にとっては最重要かつ永遠のテーマであると言える。

イメージ 10


蔡英文当選を喜ぶ支持者。
イメージ 7


イメージ 8


※選挙に対する台湾人の意識は非常に高い…のか日本が低すぎるのか…?

…それにしても台湾人の選挙に対する意識の高さには素直に敬意を表するべきである。これは日本人も見習わなくてはならないだろう。…とは言え民主党やら共産党の如く国民をミスリードする政党が「健全な野党面」しているようでは「国民の政治に対する意識」では日本は台湾に及ばないのではないだろうか?そういう意味でも民主党共産党と言うのは「日本に不要で有害な」政党なのである。
イメージ 11


※台湾の選挙、蔡英文陣営に何故か登場した旭日旗