やはり問題点続出だった平昌五輪テスト大会

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※平昌五輪のテスト大会で既に問題点がこれだけ…

やはり、とでも言うべきであろうか?

準備の遅れが公然のものとなり、開催が危ぶまれていた平昌五輪のテスト大会。問題点が続出している模様だ。
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http://www.sankei.com/premium/news/160220/prm1602200019-n1.html

初のテスト大会として国際スキー連盟(FIS)主催のスキーW杯が開催された競技場は工事の遅延で開催が危ぶまれ、ようやく工程率60%で1月にFISの承認を得られた。だが突貫工事の弊害によって「選手への配慮で不十分な点があった」のは否定しようがない事実である。
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※早速怪我人も…

宿泊施設と競技場を行き来するのに往復2時間、この時点で常軌を逸している。それだけでなく宿泊施設のジムが午後2時から6時にかけて使用できず、選手は寒い戸外でジョギングやストレッチを強いられたと言う。しかも宿泊施設で提供されるメニューはスポーツ選手に適さないもの「全く利用しないチームもあった」と言うそうだ。…一体何を提供したと言うのだろうか?まさか、キムチの山盛りでも出したのだろうか…?

更に突貫工事だけに観客席は300席しか準備出来ず、観戦に訪れた1000~1200人の大半は2時間も立ったまま観戦、海外メディアの記者も駐車場から競技場まで雪の積もった急斜面を20分以上も登らされたと言う。これでは「毎日登山をしている気がした」と皮肉られるのは当然だ。
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※鉄道が手抜き工事では観戦も命がけ…

極めつけは平昌五輪で輸送を担う高速鉄道の原州~江陵区間の建設工事で1月24日にアーチ型鉄橋が崩壊した事だろう。正確には仮柱なのだそうだが、施工業者は

「突然の寒波で鋼製・スチールの鉄骨が収縮現象を起こしたと推測される」

と説明、しかし土木系大学の教授からそれに対する疑問を呈され、設計ミスや図面通りに工事が施行されたかの「詳細な調査の必要性」を説かれたというから相変わらずの「お粗末」ぶりである。不幸中の幸いは人的被害がなかった事だが、本番でこんな事故が起きたら悲劇では済まない。そして問題点が続出してお世辞にも「テスト大会が成功だった」などと言えないのは朴槿恵の御墨付きである。

記事によれば朴槿恵

「平昌冬季五輪テストイベント《成功的》した。外国の方々の評価も上々だったと聞きます」

と、話したと言うが「成功《的》」ってどういう事なのだろうか?韓国には「外華内貧」と言う言葉があるそうだが、まさしくそれだと言っているに等しい。それが評価の核心なのだろう。
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※ゴンドラは突貫工事
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※雪は人工降雪機によるもの

平昌五輪のアルペンスキーの国際大会が工事の遅れで出場選手が10人に満たず中止になったと言う事例も既に発生している。コース自体は選手にもそれなりに評価されていた模様だが、肝心の雪は人工降雪機100台以上を動員して間に合わせたというから推して知るべし、である。

…言うまでもない事だが、五輪大会に限らずスポーツ大会は競技場だけがあれば良い、と言うものではない。当然それに付随する各施設、運営努力は必須だが、前者はこれまで述べてきた通り、後者についてもこう皮肉る記事が既に出ている。これで本当に大丈夫なのか?疑問を払拭するには至らなかったと言う他ない。

平昌五輪が運営的に失敗して韓国が世界に恥を晒すのは勝手だが、それに巻き込まれる選手が気の毒である。オリンピックを目標に日々精進している選手に迷惑をかけるくらいならば最初からやらない方がいいのではないか?韓国を助ける為ではなく、選手を救う為の保険はあっても良いのではないか?とも思えるが、それでも代替する国に多大な迷惑をかける事には変わりない。韓国は自国で責任を以て開催準備を完遂するべきである。間違っても日本を頼ろうなどと考えてはならない。
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※2年後が見物である。