安保法必要57.4%。この現実をどう見る?
※こう言うデモがあった事は余り報じられなかった。
3月20、21日に産経新聞とFNNの行った世論調査で
「安保法が必要である」
とする回答が57.4%に上ったと言う。「必要でない」とする回答は35.1%だったと言う。
http://www.sankei.com/politics/news/160322/plt1603220037-n1.html
法律が成立した直後では「評価する」38.3%、「評価しない」56.7%だったと言うから半年余りの間に安保法に関する評価は逆転したと言えるだろう。
これは「安保法廃止」を掲げて結集しようと言う野党にはとんでもない痛手になる。そもそも現在行われている「野党結集」は「安保法廃止」と言う一点共闘でしかない。それさえ民意を得られないと言うのであれば大義名分すらない野合そのものである。選挙で勝てる勝てない以前の話にもなりかねない。
読者様の中には
「極右の産経の調査だからだろう」
と、思われる方もいるかも知れない。だが、2月の共同通信の世論調査でも「安保法を廃止するべきでない」47%、「廃止するべき」38.1%だった。自民党の谷垣禎一幹事長が北朝鮮の弾道ミサイル発射を念頭に
「わが国周辺がどういう状況にあるかとの理解は進んだ」
と述べたり、公明党の山口那津男代表の発言、
「法案審議のころと比べ国民の理解が広がっている証拠になる」
と、見るのが正解なのだろう。
ところが、野党各党のこれに対するコメントを見ると現実を受け入れられないのか、「それでも自分達が正しい」と思い込んでいるのか?と思えてしまう様なコメントが並んでいる。
※彼等には現実が見えているのだろうか?
民主党の細野豪志は、同党と維新の党が対案の3法案も共同提出したことを強調した上で
「廃止法案は他の野党とも一緒に出したが、現実的な対応の部分も提出している。全体をしっかりパッケージで国民に説明する」
共産党の山下芳生は
「調査は聞き方やタイミングがあるので、いろいろな出方がある」
「数の力で安保法制を強行したやり方には多くの国民が今も批判している」
維新の党の石関貴史は
「法の詳しい内容までご存じでない方がいると思う」
生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎は
「いるかいらないかという問いかけにすれば、必要だという人も結構多いのではないか」
と、微妙に論点をずらしている。
※この結果を見ても同じ事を言えるのか?
…安保法が日本に必要になったのは野党の責任でもある。安倍首相は欧米やASEAN諸国などとは「価値観を共有出来る」として積極的な外交を行っているが、支那朝鮮に「価値観を共有出来る」とは一言も言っていない。寧ろこれら野党の方が支那朝鮮とは「価値観を共有している」のではないのか?そんな野党が支那朝鮮に対して「自身が信仰する」憲法9条の精神をキチンと伝えていないからではないのか?支那朝鮮が憲法9条の精神を理解し、実践していれば安倍首相だって安保法の必要性を考えなかったかもしれない。野党の怠慢がこう言う事態を招いたのだ。それを棚に上げて批判する資格など野党にはない。
※デモより支那朝鮮に憲法9条の精神を説きに行ってはどうか?
…国会前でデモをするだけが能ではない。野党は憲法9条が戦争抑止力になると言うのであれば今からでも支那朝鮮に対して「憲法9条」の精神を説きに行くべきだ。もっともそこで彼等は始めて「現実」を知る事になりそうだが…
作家の百田尚樹氏の新刊で「カエルの楽園」と言う本が出ている。一回読めばこの寓話で何が言いたかったのかは明確に読み取ることが出来る内容である。誰であっても決して他人事の話ではない筈だ。一読を薦めたい。