古里原発、排出されたヨウ素131は日本の3000万倍!甘く見られがちなヨウ素131の被曝対策。

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※韓国に原発を扱う資格はあるのだろうか?

正に「史上最低最悪」を絵に描いたような話である。
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http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160323/frn1603231140003-n1.htm
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※古里原発と日本の位置関係。

韓国・釜山にある古里原子力発電所が、1990年から97年にかけて、放射性物質ヨウ素131」を、世界で最も多く排出していた、と言うのだ。

この期間に古里原子力発電所1~4号機から排出されたヨウ素131の量は29.6254GBqだった。 次いで多く排出した米国のハッチ1~2号機(19.91GBq)に較べて10GBq、3番目に多く排出したウクライナのダンジネス1~2号機(13.608GBq)に較べて16GBq多かったと言う。因みに同時期の日本の原発は小数点以下6位まで全く排出されなかったそうだ。そんな日本の原発22機と較べると実に2962万倍(!)と言う事になる。

明らかに異常な数値としか言い様がない。これに対して韓国で原子力を管轄する韓水原は

「92年の古里1~2号機の排出量1.58GBqを15.8GBqと誤って表記した」

「93年に排出されたヨウ素131(13.2GBq)が住民に及ぼした影響は、年間0.001659mSvに過ぎない。 1mSvの600分の1に過ぎないので何ら問題ない」

等と主張しているがその通りだとしても僅か1年の間に8倍以上も増大するだけで充分異常である。韓水原の説明には説得力などあるまい。

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※韓国の原発管理はここまで杜撰極まりないのである。

それどころかこの原発では2012年2月に電源が12分間完全喪失する事故が起きている。炉心溶融等の深刻な事態に至る可能性があったという。しかも韓水原の幹部がその事故を1カ月以上も隠蔽していたことまで発覚している。

その他にも韓国では原発の部品に関する不正は多発しているのが現状である。古里原発は世界で一番危険な原発だと言って良い。しかもその原発は釜山にあるのだ。日本の目と鼻の先である。万が一この原発で事故が発生した場合、九州北部にはまず間違いなく被害が及ぶ。その危険性は川内原発玄海原発の比ではない…が、日本で「反原発」を主張する人々には何故かこれを指摘する人はいない。原発事故に国境はないのだから原発を止めろと言うならば先ずは危険な原発から止めるべきではないのか?その辺りが不肖筆者にはどうも不可解なのである。
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※古里原発事故による放射性物質の拡散シミュレーション。

尚、ヨウ素131は半減期が8日であるが、これはあくまでも物理学的半減期である。生物学的半減期甲状腺被曝の場合、120日と増大する性質があるだけに更に要注意なのである。(だから甲状腺癌になりやすくなる。)しかも半減期が短いと言う事は全体の被曝線量が同じでも短期間に被曝する事を意味する。こっちの方が危険である。半減期が短いからと言って軽視するのは禁物なのである。チェルノブイリで子供の甲状腺癌が多発したのはヨウ素131に汚染された飼料を食べた牛の牛乳を飲んだ事が原因とされている。ヨウ素131に関しては食物連鎖での被曝が一番危険なのだ。

但し、ヨウ素は一定量以上人体(甲状腺)に蓄積出来ない、と言う性質がある。それ以上のヨウ素は当然そのまま体外に排出される。従ってヨウ素131の被曝を最小限に抑えるには事前にヨウ素を含む食物を摂取するのが一番手っ取り早い。具体的には昆布やワカメ、海苔等の海草である。特に昆布出汁が効率的だとか。しかし、ヨウ素アレルギーや過剰摂取による害もあるのでそちらも要注意である。
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※主な放射性物質半減期一覧。

…何れにせよ韓国の技術では「原発を安全に扱うには未熟」だと言って良い。「最も危険な原発」は海の向こうにあると言う事をお忘れなく。