「阿比留瑠比の極言御免」野党は周回遅れ
http://www.sankei.com/premium/news/160324/prm1603240004-n1.html
…恐るべき点が幾つかあると思える今週の「阿比留瑠比の極言御免」である。
日本の場合「スパイ防止法」がないので外国の謀略、工作、介入が日常茶飯事だと言うだけに戦慄するべき事態である。「スパイ防止法」は「待ったなし」であろう。
…また、菅直人に関する記述は笑える。
《東工大の学生運動のリーダー時代、機動隊と衝突して逮捕されるのを避けて常に4列目をキープしていたため「第4列の男」と呼ばれていた》
と言うのだから。
しかし、そんなのが国民の間違いもあったとは言え、首相にまでなってしまった事はやはり「反省するべき事」としか言い様がないのであろう。
「捜査対象だった菅氏は人の陰に隠れるのがうまく、3列目まで捕まえたときでもあと一歩で逮捕には至らなかった。しかし、(菅氏が首相に就いて国のかじ取りをしている)今考えると、多少無理してでも逮捕しておくべきだった」
当時、警視庁警備第1課長を務めていた初代内閣安全保障室長、佐々淳行氏から、菅政権時代の平成23年6月にこんな後悔の言葉が阿比留氏にあったと言う。
…菅直人に逮捕歴があったとすれば首相になれたのか…?と、思ってしまうが歴史に「たられば」は禁物である。全日本国民が反省すべき「黒歴史」である。
「共産党は破防法の調査対象団体」とする政府の答弁書についても佐々淳行氏は
「共産党は昭和25年、スターリン指令によって武装蜂起をし、火炎瓶闘争と呼ばれる暴力革命闘争を展開した。そのために、破防法がつくられた。彼らが、当時の行為を真摯に反省し自己批判しているだろうか」
と、述べている。…その答えはその答弁書や公安、警察庁の姿勢を見れば一目瞭然だろう。
また、安全保障関連法の廃止を結集軸とする野党共闘にも言及があるが、産経新聞とFNNの合同世論調査で、安保関連法を「必要」と考える人の割合は調査では57・4%に上った。先月の共同通信の調査でも、「廃止すべきでない」(47・0%)が「廃止すべきだ」(38・1%)をはっきり上回っている。岡田克也はこれまで
「(法案に反対する)国民の声を聴いていない」
と政府を批判してきたが、逆に岡田克也は
「(法案に賛成する)国民の声を聴いていない」
のか?と、聞きたくなる。昨日の記事でも述べたが、民意さえも得られないと言うのであれば、その野党結集は大義名分すらない単なる「野合」でしかない。それでも支持する理由など果たして存在するのだろうか?野党こそ国民の声を聞くべきではないだろうか?そう思えてしまう。