「ヘイトスピーチ」を自分の我儘勝手を通すために悪用する輩

…本来であれば記事にするまでもない「取るに足らない我儘勝手」と言う範疇なのだろうが、これが現在巷で問題になっている「ヘイトスピーチ」の本質を的確に表しているのではないか?と、思えるので敢えて記事にした。

イメージ 1


イメージ 2


イメージ 3


イメージ 4



http://sirabee.com/2016/03/22/94136/?rel=noreferrer1458763566

韓国にも「キムパプ」と言う「韓国式海苔巻き」とでも言うべき寿司があるそうだ。アメリカ発祥のカリフォルニアロール」を寿司屋で見かける事はあったとしてても「キムパプ」を提供している寿司屋…少なくとも不肖筆者は見たことがない。韓国ではおやつ同然に食べられる馴染みの深い料理らしいが、日本で馴染みがないのはそれだけの知名度がないだけでしかないからだろう。

…ところが寿司屋でその「キムパプ」を注文して「ありません」と言う返事をされた人間に言わせると

「この前寿司屋でキムパプ(韓国海苔巻き)を頼んだら「ありません」と言われたんです。カリフォルニアロールはあるのにですよ!?眞露も置いてあるお店だったので言えば作ってくれるかなと思っていたのですが、職人の冷たい一言で急激に怒りがこみ上げてきました。国粋主義もいいところです! これは韓国に対するヘイトだと私は思うのですが、いかがでしょうか?」

「欧米の寿司屋ではほとんど韓国海苔巻きを置いているのに、先進国でキムパプを置いてないのは日本だけじゃないですか? そんなメニュー構成を作っているのはヘイト寿司屋のヘイト大将です。もうキムパプを置いてない寿司屋の太巻きはヘイト巻きに名前を変えたほうがいいと思いますよ。材料が一緒なのに作れないワケないんです。最近は韓国でも高級な寿司屋がほとんどキムパプを置いていないのは、日本からの圧力だと思われます」

…だ、そうだ。呆れる他ない。記事では仮名だが、恐らく日本人ではあるまい。

…現在「寿司」と聞けば世界中の殆どの人が「日本の寿司」を思い浮かべる事であろう。その「寿司」を知っている世界各国にはその国で誕生したオリジナルの寿司があっても何ら不思議ではないが、それを取り入れなければならない理由は一切ない。どの様なメニュー構成にしようが「店の裁量の範囲内」である事は論を待たないが、こう言う事を言う人間にはそれすら理解出来ないのだろう。既に正気を失っていると判断しても差し支えないが、問題は

「ヘイトだ国粋主義だと言って自分達の我儘勝手を押し通し正論を引っ込めさせる」

と言う手法が罷り通りかねない、いや、罷り通り始めている事ではないだろうか?文字通りの「無理が通れば道理が引っ込む」の実践手段として「ヘイトスピーチ」と言う概念を悪用している。だからこう言う事を平気で言う「何が差別か、も理解しない」狂人が後を絶たないのであろう。…困ったものである。

尚、寿司屋で「キムパプ」を置いていない理由は記事のインタビューに答えた寿司屋によると

「いちいち韓国海苔巻き用の酢飯じゃないご飯を作るのも大変ですし、韓国海苔って塩とごま油が入ってるから巻き簾(海苔巻きを巻く道具)を洗うのが大変です。あと、多分誰も頼まないと思います」

…だ、そうだ。「材料が同じだから作れない訳がない」なんて明らかな大嘘である。「寿司」に限らずヘイトだ何だと反射的に反応する前に先ずは「道理」を確認するべきなのは言うまでもない。正論は正論である。討論で「それはヘイトだ」と言われて萎縮しては負けも同然である。惑わされてはならない。