誰が報道機関に政治的圧力をかけているのか?

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民進党にとっては格好の攻撃目標なのだろう。

NHKの予算も国会で承認されたが、慣例となっている(らしい)全会一致とはならなかった。これは3年連続の事だそうだ。別段賛成多数で承認できるのであれば特段関心を払う話ではないが、今回問題にしたいのはその国会でのNHK籾井会長を巡るやり取りである。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160331-00000040-asahi-pol


※上手く再生できないときはコチラから


NHK籾井会長に対する質疑において、民進党寺田典城

「総理会見を最初から最後まで放送している。政権のプロパガンダだと言う人もいる」

と質問。これに対して籾井会長は

「我々は誰のプロパガンダをやっていることは全くない。文句を言われるかもしれないが」

と答弁した所、野党側が抗議する、と言う一幕があったのだ。これを受けて委員長が籾井会長を注意し、籾井会長が

「不適切な発言があった。委員に深くおわびする。国会審議に多大な影響を与え、誠に申し訳ない」

と、謝罪する事になった。
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※「首相会見がプロパガンダ」だなんて「民主主義のいろは」も理解していないに違いない。

明らかに異常なやり取りである。総理大臣の会見がどうして「プロパガンダ」になるのか?その発想からして狂気の沙汰だが、それをそのまま国会での質問に使う寺田典城も同じ穴の狢でしかない。こんなのが議員だなんてそれだけで国会と言う「国権の最高機関」に対する冒涜でしかない。
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※この者が「総理大臣会見がプロパガンダ」なんて愚劣な事を国会で引き合いに出した寺田典城

…誰が「総理大臣の会見がプロパガンダだなんて愚劣極まる事を言い出したかは謎だが、これは「政権は批判してナンボ」「一つの事象に反対意見を付けてナンボ」と言う放送法に対する無知、無理解の為せる業であろう。総理大臣が会見で発表した事を番組内でどうしても批判したいならばそれに対する賛成・反対の意見のコメンテーターを各々出演させて意見を戦わせれば良いだけの話だ。
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放送法4条。

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※これだけ「言葉狩り」の口実を与えてしまうのも問題だが。

…とは言え籾井会長も籾井会長で、野党議員による「言葉狩り」の口実になる様な発言が多過ぎるのもまた事実である。「軽率」と言ってしまえばそこまでなのだろうが、この場合の「文句」とは精々「批判」と言う意味でしかなく、最初からそう言っていればこんな事にはならなかったのではないかとも思う。

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※昨年2月の「民主党vsNHK会長」での主なやり取り

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※際どいが別段問題発言ではない。

…それにしても野党、特に民進党の籾井会長に対する敵意は凄まじいものがある。原因は恐らく就任会見での

「政府が右と言ったものを左と言うわけにはいかない」

等の一連の発言にあるのだろうが、昨年民主党が行った様な「言葉狩り」での吊し上げなど、「報道機関のトップに対する政治家からの圧力」そのものだ。それは「政権与党だからやってはいけない」のではなく、「野党でもやってはいけない」事であるのは明白だが、民進党にそういう理解はないのだろう。そもそも民主党政権時代の報道機関への圧力は自民党以上だった。立場が与党でも野党でもこの連中こそ倫理観の欠片もないまま「報道機関に政治的圧力をかけている」一番の癌細胞なのだが、それでいてどの面下げて質疑をしているのか?厚顔無恥」とは民進党の為にある言葉であると言えるだろう。
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※その代表格。
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民主党の「報道機関への政治的圧力」

放送法の求める「公平・中立」「不偏不党」を一番阻害している政党は民進党である。それが実現されたTV番組を見たいと思うのであれば先ずは民進党を黙らせるべきである。それに比べれば籾井会長の発言など「大事の前の小事」でしかない。こういう面でも民進党は「存在そのものが百害あって一利なし」なのである。
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※お前が言うかww
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※存在が国民に有害。