韓国総選挙、朴槿恵大惨敗!

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※結果は大惨敗…

13日に投開票が行われた韓国の総選挙、与党セヌリ党過半数割れが確定した。
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http://www.sankei.com/world/news/160414/wor1604140003-n1.html

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第1党の座からも転落した。

ソウルの「政治一番地」と言われる鍾路区では、次期大統領選候補の呼び声もあった与党、セヌリ党から前ソウル市長の呉世勲が出馬していたが、KBSテレビによると、最大野党「共に民主党」の候補が当選確実となったと言う。また、朴正煕の故郷、大邱は保守の伝統的地盤だが、KBSによると、「共に民主党」の候補、金富謙が当選確実、次期大統領候補として名乗りが上がったと言う。同じ大邱の他の選挙区でも朴槿恵と対立してセヌリ党からの離党を余儀なくされ、無所属で立候補した候補が7割近い得票率で圧勝したと言うことだ。有権者朴槿恵離れは深刻どころではなさそうだ。

セヌリ党は60代以上の保守層の票に期待し、巻き返しを図っていた模様だが、選挙ではその「票田」にも離反姿勢を鮮明にされた形になると言うから「お粗末」である。
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※自業自得、身から出た錆、因果応報。

原因は明らかである。真っ先に党公認候補の座を巡るセヌリ党の内紛、そして経済や福祉で目立った成果が出せない朴槿恵への不満である。セヌリ党では党公認から漏れた離党議員の復党を想定しているそうだが、首尾よく無所属当選者を迎え入れられたとしても、「過半数の維持さえ微妙」と言うから文字通りの「惨敗」であると言えるだろう。(筆者注:本稿執筆中に与党セヌリ党は122議席にとどまり、最大野党「共に民主党」の123議席を下回った。と情報更新された。)

韓国の国会では法案を本会議に上程するのに委員会で6割以上の賛成を必要とする。セヌリ党が選挙戦当初目標獲得議席数を「180」にしたのはそういう理由からだ。ところが6割はおろか、過半数にも届かないのでは事実上法案は全て野党に拒否権がある状態になる。朴槿恵が如何なる政策を立案しようが、その遂行に必要な法案は全て野党の修正を受ける事になるのだ。その話し合いが上手く行くならともかく、只でさえ小田原評定同然で機能不全が日常茶飯事の韓国の国会である。韓国政局の混迷と政権のレームダック化は必至の情勢であるが、それが韓国人の民意である。朴槿恵は残りの任期、毎日がヒステリーになるに違いない。

韓国の総選挙は勿論韓国の問題ではあるが、問題は野党が多数派を占める国会によってどんな対日政策が出てくるのか?と言う点では日本も無関係とは言えない。只でさえ「国民の支持を得る最も手っ取り早い方法は反日の国である。何もしない訳がない。
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※誰か、相手にするのか?

…真っ先に考えられるのは昨年末の所謂慰安婦問題での日韓合意の破棄要求である。野党はこの合意に反対の立場だが、

「あんな内容で合意したのは朴槿恵が「親日」であるからだ。」

などと言う論法で仕掛けられては朴槿恵も堪らないだろう。さらにセウォル号事故での「空白の7時間疑惑」を蒸し返されたらどうするつもりなのだろうか?朴槿恵にとっては残り任期は「茨の途」どころかこの総選挙の結果は「地獄の一丁目でしかない。勿論その責任は朴槿恵本人にある。日本は同情も手助けも一切必要ない事は論を待たない。だが朴槿恵としては

「同情するなら金をくれ!」

とでも日本に言いたいのであろうが…
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※日本にとって問題はこういう事。

さて、韓国はこれで大統領と国会多数派が異なる「ねじれ」状態になる事が確定した、と言えるだろう。日本に迷惑をかける真似はやめて貰いたいものだが、火の粉は此方が望まなくても勝手に降りかかって来るものである。それに対する必要な対応策が日本にも求められる。
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※所詮目的はカネ。