裁判所の奇妙な判決10選

不肖筆者にはそういう経験が今のところないのだが、裁判において、

「社会常識からかけ離れた非常識な判決」

と言うのも時として出ることもあるらしい。「事実は小説よりも奇なり」の判決をセントラル法律事務所の代表弁護士・間川清氏が10個、紹介していた。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160421-00048474-gendaibiz-bus_all&p=1

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…幾つかは不肖筆者も見た覚えのある判決であった。不肖筆者も一応は大学の法学部を出ているのでこういう判決に疑問を抱くことはある。…もっとも問題なのは国民が司法に対して何が出来るのか?と言うと現状では最高裁判所裁判官の『国民審査』」しか手段がなく、しかもその国民審査は「罷免したいと思う裁判官の欄に『×』を付けないと意味がない」為、制度それ自体が形骸化しており、本来の役割を果たしていない事である。

何故、この様な非常識な判決が出てしまうのか?間川氏はこう分析する。

「裁判官は交友関係が限られています。特に地方では、事件の当事者に偶然、出くわす機会があるため、官舎と裁判所の往復だけをしている裁判官も多い。そういう生活を続けると、一般の社会常識とずれてしまう。

 さらに、人事的な問題があることも見逃せません。『変な判決』と言われるものは、地裁の支部が多いのですが、そこには、定年を待つだけの裁判官が飛ばされて赴任しているケースが多いようです。出世がのぞめなくなった裁判官が、書きたいことを自由奔放に判決文に書く傾向があるのです。

 また裁判官も、一般社会と同様、運営能力を問われています。裁判所の隠語で、『赤字、黒字』というものがあって、新件の受け入れ件数よりも処理件数が多い場合は黒字、受け入れ件数が多ければ赤字となる。

 『今月は黒字だった』『何ヵ月連続で赤字だ』などという会話が、裁判所内で飛び交っているそうです。案件を数多く処理したほうが裁判官としての評価は高くなる。なので、場合によっては和解を強要する裁判官も少なからず存在します」

司法権の独立」と言うものが保障されているが、だからと言って独立した機関が暴走すると制御不能になる。先ずは司法自体の自浄を願うしかないが、やはり「裁判官の教育」と言うのが求められているのかも知れない。裁判はあくまでも国民の権利を守るために存在するのであってそれが裁判官の自己満足になるのは本末転倒である。国民と司法の関わり、と言うのも重要なテーマである。