足立康史議員VS民進党

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※足立砲が再び火を吹いた。

おおさか維新の足立康史議員から再び強烈な民進党批判が飛び出している。

21日の衆議院総務委員会で再び足立議員は

民進党は(熊本地震の被災地支援の)足を引っ張っている。ふざけるなよ、お前らホンマに」

また、熊本地震の対応を担う松本文明内閣府副大臣を追及した民進党の議員に触れ、

「松本副大臣は被災地で頑張ってきて、官邸にそれを報告して、今いるわけです。呼んで何を言うかと思ったら、週刊誌を読み上げて、おまえけしからんと。アホだと思いますね、ホント、アホ」

別の民進党議員についても恣意的に野党の質問時間を振り分けているとして

「国会議員にもとるひどい議員」

足立節全開であった。

流石に委員長から悉く

「発言中に極めて不適当な言質があった」

と、注意され、訂正しているが、流石におおさか維新からも厳重注意、翌日に発言について謝罪、更に本人の申し出もあって今国会中は質問に立たない事になったそうだ。
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※流石に一線を越えていたのは間違いない。本質的には正しいのだが。
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※この議員が質問に立つのは今国会中は見納め…

民進党

「ゆゆしき事態で許せない」

「ひどいものの言い方だと受け止めている。誹謗中傷にほかならない」

などと強く反発し、足立議員に対する懲罰動議を提出した。また、おおさか維新にも謝罪を求めたが、おおさか維新の馬場幹事長は

「おわびをしなければいけないということであれば、(民進党の前身の民主党などが)委員長を羽交い締めにしてけがをさせたり、委員会室の前を封鎖して委員長を入らせないようにしたりしたときに、国会がどういう対応をしたのかをきちっと調べさせていただきたい」

キツい牽制球を投げている。
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民主党が何をしたのか忘れてはならない。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160422-00050165-yom-pol

…確かに足立議員の表現には問題がある。この場所の様な泡沫ブログで個人として民進党を「アホ」呼ばわりするならまだしも国会と言う場で議員としてのそれは流石にまずい。言っている事の本質は正しいのだが…だが、足立議員自身も恐らくそれは百も承知であろう。それでも敢えてそういう表現を使ったのは「そこまでして訴えかけたい何か」があったからではないだろうか?と、思えるのである。…前回足立議員の発言を記事にした際、足立議員の発言として

55年体制下の国会で野党は政府をチェックしていればよかった。しかし、小選挙区制となった現在はいつでも政権交代が有り得るので政府とともに野党第一党のチェックが必要だ。ノーチェックで民進党が政権に復帰することだけは絶対に許してはアカン」

と言うのを引用したが、「野党同士の相互チェック」と言うのも国会であっては良いのではないか?とも読める。確かに野党議員が国会で首相をヒトラーに準えたり、ナチス呼ばわりする品格のない言動を他党の議員やマスコミが大々的に叩く事はない。足立議員だけを懲罰にかけてこういう言動に耳を塞ぐのは国会としてもダブルスタンダードの謗りを免れない。どうせなら全部まとめて懲罰すれば良いのだが…
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※こういうのも問題視するべきであろう。

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※発言の本質は正しい。故に後悔はしていないのであろう。

不肖筆者としては民進党の対応にも疑問がある。確かに足立議員の言葉は品格を欠いており、国会の場には相応しくないのは明白だが、「言われて懲罰動議」と言う対応の前に足立議員の発言の何が間違っているのか?一つくらい反証して貰いたいものだ。これでは足立議員の言う通り「言論封殺」に繋がる危険な対応でもある。一般国民に痛い所を突かれてブロックする様な民進党風情に反証出来れば…の話ではあるが。

しかも

「(自民党には)『この問題をちゃんとやらないと、選挙制度改革の議論には入れない』と通告した」

と言うから呆れてしまう。全く関係のない問題を持ち出してその協議開始の条件に自分達の要求を通す事を要求するなど「ゲスの極み」そのものである。そういうやり方が国民の民進党離れを加速するだけの結果にしかならないと何故理解出来ないのか?自分達で足立議員の発言が正しい事を証明するに等しい愚行でしかないが、それこそ民主党以来の民進党イズムなのだろう。世話ない。
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※真似しても御利益はないだろう。例え本人が大統領になったとしても。

アメリカ大統領選挙でもドナルド・トランプが暴言を連発しているものの何故か多くの支持を集めている。トランプの暴言にも何らかの狙いがあるのかも知れないが、仮にそうだとしても日本の国会で同じ効果を狙う事は足立議員に限らず慎んで貰いたいものだ。あくまでも国会とは「国権の最高機関」なのだから。