無意味で勝ち目のない訴訟を乱発する左翼連中の愚

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※やるだけ無駄である。

「安保法は違憲である」としてその無効確認を求める集団訴訟が提起されたと言う。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160506-00000090-jij-soci

訴えを起こしたのは高知県内に住む市民ら32人で6日、国に1人当たり10万円の損害賠償を求める訴訟を高知地裁に起こしたと言う。

更に訴状で日本が他国からの攻撃やテロの対象となり、生存権などが脅かされると指摘。また正式な改正手続きを経ずに憲法の規定を実質的に改変したのは、国民投票による憲法改正・決定権の侵害などと主張しているのだそうだ。

この手の訴訟は3件目だと言うが、4月14日の時点で最初の訴訟は最高裁判所

「訴え自体が不適法」

却下されているのである。

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※…と言うような実害がない限り裁判所は訴訟を受け付けない。

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※それが左翼クオリティー

理由は明白である。「安保法の施行によって原告に具体的損害が発生していないから」である。最高裁でそう判断されている以上、誰が何度訴訟を起こそうが結果は変わるまい。これは日本の司法制度が「付随的違憲審査制」を採用している、と言うのが学界の通説であり、かつ最高裁自身が昭和27年10月8日に「警察予備隊違憲訴訟」

「具体的事件を離れて抽象的に法律、命令等が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有するものではない」

として警察予備隊憲法違反である」として最高裁を第一審として出された訴訟を却下しているからなのだ。60年以上前に結論が出ているのに同じ轍を踏んでどうするつもりなのか?左翼連中は「学習能力」と言うのも世間のそれに大きく劣るらしい。

…こんな事は法律を少しでも勉強すれば否応なしに理解できる範疇の話である。ましてや「法律のプロ」である弁護士であれば尚更ではないのか?今回訴訟を起こした高知県の32人の原告は誰一人こういう「裁判の前提」を知らないのか?いや、それ以前に訴訟について弁護士に相談したのだろうか?

原告32人が法律知識0で弁護士に何も相談しないで条件反射的に訴訟を起こしたのであればその時点で相当なマヌケ集団だが、弁護士が居たら居たでまた別の疑問が出てくる。

先に述べた様に日本の裁判は「付随的違憲審査制」である。原告が弁護士に相談したのであればその弁護士はそういう説明をしなかったのだろうか?最高裁が同種の訴訟を既に却下した事は伝えたのだろうか?また原告が「どうしても訴訟を起こす」と言った所で勝ち目はほぼ間違いなく0である。「万が一」に賭けるとしても最高裁の見解を変えさせるには最高裁自身に判例変更させる以外方法はないが、その為にはこの手の訴訟は最高裁まで争う事が大前提である。それまでかかる時間や手間、そして訴訟費用…そういう事まで弁護士が原告に明確に説明していないのであればその弁護士の弁護士たる矜持を疑わざるを得ない。

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※裁判所の権限に関する規定。

憲法81条の規定する「裁判所の違憲立法審査権について最高裁憲法裁判所の役目がある」とする考えや、「法律でそういう権限を付与することは憲法上可能である」とする見解もあるが、日本国憲法GHQ、特にアメリカの影響を大きく受けて作られた事に疑いの余地はない。アメリカが「付随的違憲審査制」である以上、日本国憲法もそういう前提で作られた、と考えるのが自然である。また憲法裁判所の様に抽象的審査制を採用する場合には「提訴要件、提訴権者、裁判官の選任方法、裁判の効力」が明示されているのが通例であるにもかかわらず、日本国憲法にはこのような規定がない事も多くの学者や最高裁が「付随的違憲審査制」を支持・採用する理由であろう。

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※「憲法改正」にそういう提案があっても良いのだが、それが出来ない不思議な連中。それが左翼…

…にも関わらず、この手の訴訟を起こす左翼連中は不思議な事に「憲法を改正して憲法裁判所を設置せよ」とか「法律を新たに作って最高裁に「憲法裁判所としての権限を付与しろ」」等とは言わないのである。その上で勝ち目のない無意味な訴訟を乱発するのである。安保法に反対した憲法学者はこれをどう思うのだろうか?

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日本国憲法12条。

訴訟を起こして「侵害された権利を回復する権利」は誰にでもあるが、訴訟のルールも理解せず、勝ち目のない無意味な訴訟を乱発して本当に司法の救済が必要な人々の権利回復を遅らせる意味が果たして何処にあるのだろうか?安保法に反対なのは個人の自由だが、訴訟を起こす前に先ずは日本国憲法12条を読んでいただきたい。余りオイタが過ぎると自身のやっている事が憲法違反になってしまう。そうでなくても左翼連中など偽善者集団でしかない。そのお仲間でありたいなら話は別だが、良心があるのであればそういう無意味な訴訟は慎むべきである。
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※左翼連中のこういう発想では日本に幸福は来ない。