巨大地震を引き起こす「ひずみ」を観測。

イメージ 1


地震を引き起こすであろう「ひずみ」が観測された。

不肖筆者としては不安を煽る意図はないのだが、警戒、注意を要する件であると言える為、記事にした。
イメージ 2


http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20160524-00000001-nnn-soci

発生する可能性が取り沙汰されている南海トラフ地震最悪の想定で死者33万人と言う試算もあるそうだが、海上保安庁が10年前から震源想定域内の15地点で、海底の地盤の変動について観測しており、この度その結果が発表された。
イメージ 3


※特に高知、和歌山、愛知の沖合いは「ひずみ」が大きかったと言う。


それによると震源想定域の広い範囲で「ひずみ」という地震を引き起こす力が広い範囲で蓄積されていることが初めて判ったのだ。また東海地震震源域の南西側や1940年代に発生した南海地震震源域の沖合でも「ひずみ」が蓄積されていたという。
イメージ 4


イメージ 5


※日本列島を取り巻くプレートと海溝型地震発生のメカニズム。

南海トラフ巨大地震のような海溝型地震の場合、「ひずみ」が多く蓄積されているほど大きな地震津波を引き起こすと考えられている。これらの地域を震源とする大地震は約70年途絶えている。何時大地震が起きてもおかしくない状況である上、事前に阻止する事は不可能だと言っても良いし、予測する事も困難である。常日頃の警戒しかなかろう。
イメージ 6


※観測結果の解説

特に高知、和歌山、愛知の沖合いは「ひずみ」が大きかったと言う。政府の想定によると最大で「M9.1」を想定していると言う。東日本大震災の約1.4倍のエネルギーだ。

観測結果は論文として「ネイチャー」に掲載されたとの事だが、科学的根拠となるデータが得られた以上、南海地震東南海地震は「何時でも現実に起こりうるもの」として我々も防災、減災の備えは必須である。特に該当地域にお住まいの方は要注意である。
イメージ 7


※最悪の想定では東日本大震災を上回る被害をもたらす。防災・減災の備えは必須である。