支那の情報収集艦の領海侵犯、現実になりつつある「カエルの楽園」

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※今回領海侵犯した支那の情報収集艦の同型艦

舛添要一辞任表明の裏側で日本の安全保障を揺るがす事態にも繋がる危険な行為が発生していた。
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http://www.sankei.com/politics/news/160615/plt1606150068-n1.html
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※現場周辺図。

支那海軍の情報収集艦が鹿児島県口永良部島付近で日本の領海を侵犯していたのだ。自衛隊への「海上警備行動」の発令も想定される事態だったが、見送られた。また支那には「抗議」よりランクが低い「懸念表明」レベルだった。支那の軍事挑発が更に高まったとも考えられるだろう。

一応国際法上では、領海内では他国の軍艦であっても、平和や秩序、安全を害さない限り、自由に航行できる無害通航が認められている。支那としては「航行の自由」「無害通行」等と抜かしている様だが、この支那の情報収集艦の領海侵犯は沖縄周辺海域で実施中の日米印海上共同訓練「マラバール」に参加していたインド海軍艦を追尾する形で行われた。つまり、日本領海で情報収集という「軍事的行為」を行っているに等しい。何が「無害通行」なものか。それならばアメリカの「航行の自由作戦」にケチを付ける理由は一切ない筈だ。何処までもダブルスタンダードでしかない。
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支那に関しては「無害通行」等認める必要はない。

尖閣諸島の接続水域に支那軍艦が侵入した際は夜中の2時に支那大使を呼び出し、抗議したが、イマイチ日本政府の対応がそれと比べると不可解である。世耕弘成官房副長官は15日の記者会見で、今回の対応を懸念伝達で済ませたことについて

尖閣諸島を自分の領土という独自の主張をしている中での接続水域入域とは、対応に差があって然るべきだ」

と説明しているが、どうも腑に落ちない。海自幹部は

支那はこれを一つのパターンにしようとしている可能性がある。非常に狡猾だ。こういった動きの常態化には注意が必要だ」

と警鐘を鳴らす。現場の声をもっと取り上げてはどうかとも言いたいが、日本としては情報収集艦1隻如きに「海上警備行動」を発動して防衛体制の手の内を見せたくなかったのではないか?とも思える。また、下手に抗議をすると南シナ海での「航行の自由作戦」に支障が出かねない。それ故「懸念表明」にレベルを落とさざるを得なかったのではないだろうか?

…とは言え「日本の安全保障の危機」には変わりない。当日の昼頃、街頭で共産党街宣車に出くわしたが曰く

憲法9条は国の宝」

…だ、そうだ。危機感の欠片も感じられない妄言であった。
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※地図を回して見れば沖縄が危ない理由は一目瞭然。これでも意味が判らない?

この期に及んで未だに「憲法9条で平和が保たれる」と思っているならば大馬鹿者でしかない。ほぼ全ての日本人は戦争など望んでいないが、侵略者はこちらの都合と無関係にやって来るとは考えないのか?しかも支那にとって日本、特に沖縄は支那が太平洋に「侵出」する際の「壁」でしかない。その「壁」を乗り越えようとする相手に手を貸してどうするつもりなのか?左翼連中は?
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※左翼が考えない現実。

いい加減現実を見て支那の侵略覇権帝国主義にどう対応するのか?真面目に考えるべき時が来ている。それを考えられない政治家は政治に携わる資格など微塵もない。参議院選挙ではそういう面を重視するべきである事は論を待たないだろう。支那の侵略は「待ったなし」なのだから。
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※「カエルの楽園」が現実になりつつある。止められるのは国民の「良識」なのだが…