小池百合子VS都議会自民党

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※「希望への第一歩」か「地獄の一丁目への第一歩」か?

新たに東京都知事となった小池百合子が2日に初登庁し、名実共に「小池都知事」体制がスタートしたのだが…小池百合子の初登庁は「希望への第一歩」だったのか?それとも「地獄の一丁目への第一歩」なのか…?
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http://www.sankei.com/politics/news/160802/plt1608020064-n1.html

知事室で「291万票の責任を感じている」と、小池百合子本人は意気揚々の様だが、都議会と言う「伏魔殿」の洗礼は早速行われた模様だ。
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※議長の器がこの程度では話にならない。

小池百合子は就任挨拶で各会派を回ったが、都議会議長の川井重勇自民党)は

「知事と議会は両輪です。一輪車にならないように」

とわざわざ報道陣の前で先制ジャブをお見舞いした。小池百合子「民意」によって都知事に選出されたが、都議会議員もまた「民意」で選ばれた存在である。発言それ自体は間違ってはいないが、その言葉は知事だけでなく、同時に都議会にも同じ事が言えるのではないのか?特に誰とは言わないが既得権益にしがみ付いて歴代知事を「御飾り」にして裏で利権に浸っている内田茂とか言うのにもその言葉を言ってやれ都議会議長。

しかも報道陣から小池百合子と並んだ写真の撮影を求められると

「あなた(報道陣)の要望に応える必要はないから」

と拒否したと言うからそのケツの穴の小ささには失笑を禁じ得ない。…これも内田茂の差し金なのだろうか?そうでないと言うなら自分の小物ぶりを露呈してどうする?こんな小物が議長では都議会の先が思いやられる。そういう対応は小池百合子に援護射撃をしている様なものでしかないのだが、川井重勇はそれを理解しているのだろうか?
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都知事の挨拶は「ガキの使い」ではない。

各党への挨拶回りでは概ね幹事長、政調会長が対応したそうだが、自民党に限っては総務会長が対応した。ナンバー3と言うから他党と比べれば1~2ランク下だ。しかも

「たまたま、ここにいたので(対応した)。それ以上のものは何もない」

わざわざ口にする辺りが都議会自民党総務会長高橋信博の器の小ささを如実に示している。男なら内心そう思っていても黙って挨拶くらい受ければ良いだけの話でしかない。しかも小池百合子の滞在時間は30秒足らずだと言うから随分な対応である。こんなのを何時までものさばらせておくと都議会のみならず中央政界に飛び火してもおかしくない。そういう危機感は自民党本部には持って貰いたいものだ。既にそういう批判は出ている様だが…

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※だったら何も言わず総退陣しろ。

自民党東京都連会長の石原伸晃増田寛也敗北の責任を「痛感している」と言いながら

「知事選というのは党本部マターだ。お金も都連が集めたんじゃない。党本部のお金だ。責任者は幹事長(谷垣禎一)ですよ」

責任を感じているとは思えない発言をしていた。怪我で入院中の人物に責任を押し付けるかの様な発言、正気の沙汰ではない。接戦の末、僅差での敗北なら兎も角、これだけの「惨敗」なのだから「敗軍の将は兵を語らず」で、退く他ないのだが…
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※この老害は完全排除が必要である。

内田茂も都連幹事長辞任の意向を固めていると言う。しかし肩書が消えても影響力が残るのでは余り意味はない。都議会自民党も余りオイタが過ぎると舛添要一の様な非難の嵐が今度は自分達に降りかかる事になる。「知事と議会は両輪です。」と言うのであれば自分達も質さなければならないのだが、その自覚があるのかは大いに疑問である。
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※都議会自民党の対応を一言で言うとこうなる。