トランプは毒にも薬にもなる

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※「トランプが勝った」のか「クリントンが選ばれなかった」だけなのか?
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※選挙人獲得結果。議会でも共和党が両院過半数確保だった。
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※メディアの予想は大ハズレ…

アメリカ大統領選挙ドナルド・トランプが勝利した事は世界に物凄い衝撃を与えた様だ。そもそも選挙前にペルーでは霊媒師がトランプ落選を神に祈り、またインドではクリントン勝利の祈りが捧げられた、と言う。日本でも左翼連中による阿鼻叫喚の嘆きが横行している。世界中でそこまで嫌悪感を抱かれてアメリカ大統領になる人物も極めて稀なのだろうが、アメリカ大統領がアメリカの国益、国民の事を第一に考えるのは当然である。グローバリズム」や「多文化共生」とは聞こえは良いが、自国の国益を犠牲にしたり、国民の安全を疎かにしてまで実現すべき事なのか?その問いにアメリカ国民が出した答えが「トランプ大統領であると言えるのではないだろうか?
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※ガチでやっている…
https://youtu.be/NsrF9Sc8RfM

そんな中、産経新聞は「トランプ大統領で、いいじゃないか」と題するコラムを出していた。
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http://www.sankei.com/column/news/161110/clm1611100003-n1.html

トランプは在日米軍の駐留経費を全部出せ」と発言していたが、大統領になったらそんなむちゃな要求はしないだろう、と考えるのは甘いだろう。「米軍が撤退」と言うシナリオは想定しておかなくてはならない。そうなれば日米安保体制の枠内で憲法9条がどうだとか、安保法制がどうだ、といったことが大問題となったお花畑な世界はもはや「過去の遺物」に成り下がる。自分達の国は自分達で守る以外の選択肢はないのだが、その「当たり前」を戦後71年を経て漸く実践できる、と言う訳だ。これに関してはトランプは「劇薬」になるかも知れない。
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※「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」での悪役のモデルはトランプだったとか…?

勿論トランプは「毒」にもなるだろう。それも「猛毒」だ。左翼連中から見れば特にそうだろう。だが、前述した様に国のトップであればその国の国益、国民の安全が第一だ。逆に国のトップがその国の国益や国民の安全を犠牲にしてまで「グローバリズム」や「多文化共生」を優先しなければならない理由とは一体何であろうか?その根拠を明示して論証出来るのであれば是非とも耳を傾けてみたいものだが、それすら出来ずにトランプ当選を批判するならそれは御門違いでしかないし、そもそも騒ぐ事に意味がない。

いずれにしてもこれで世界は最低4年、最高で8年の間「トランプ大統領」と付き合わなくてはならない。付き合い方はその国それぞれだが、少なくとも日本にとっては悪しき「戦後体制」からの脱却を図るチャンスでもある。トランプ自身がアメリカの国益や国民を第一にするのであれば日本で安倍首相が日本の国益や国民を第一にする政策を進めても文句は言えまい。
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※プレイバック「トランプ発言」

トランプが在日米軍の駐留経費を全部出せ」と言うのは深読みすれば

「日本の国防は日本が責任を持て。日米安保に頼って手が出せないならカネを出せ」

と言っている様にも受け取れる。彼の「暴言」も何か隠された意味があるのだとすれば額面通りに受け取るのではなく、一寸立ち止まって考えてみると何か別の物が見えてくるかも知れない、とも思えるのである。安直なレッテル貼りはまだ早い。
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※このパネルの「殺人者」は「やり手」と訳するのが正解だとか?