阿呆が当選する韓国大統領選挙
やはりこの国の感覚はどうかしている、と思わせる選挙の構図である。
今年は韓国で大統領選挙が行われる。朴槿恵の弾劾裁判の結果はその時期を決める意味合いでしかない。「国民情緒法」が罷り通る「非法治国家」では常識は通用しない。
それを如実に示すのが日韓での慰安婦合意と米韓でのTHAAD配備に関する意識であろう。
昨年末に韓国のリアルメーターが行った世論調査によると、日韓合意については
「維持すべき」が25.5%
「破棄すべき」が59.0%
「わからない」が15.5%
だったと言う。またTHAAD配備に関しては
「早期配備すべき」が33.8%
「配備反対」が26.7%
「次期政府に委ねるべき」が24.8%
「わからない」は14.7%
だったと言う。
韓国の大統領選挙の外交における最も重要な争点になりそうな所だが、候補が悉く世論に媚びているのでは誰を選んでも大差ないであろう。
現在のところ、大統領選挙は「共に民主党」元代表の文在寅と前国連総長の潘基文の一騎打ちが有力視される展開だが、文在寅はTHAAD配備について
「国益の観点から得るものよりも失うものがよい多いので再検討すべき」
と反対の立場を表明していたが、最近は
「米韓で交わされた合意を簡単には取り消せるとは思ってない。安全保障と国際性的側面から損得を考慮する必要がある」
一方の潘基文も慰安婦合意について
「日韓合意という(大統領の)正しい英断に対しては歴史が評価するだろう」
と称えていたが、今では
「究極的な完璧な合意は慰安婦らの恨みを晴らすレベルのものでなければならない。日本が拠出した10億円が少女像撤去の条件となっているならば金を返すべき」
と、完全に世論に媚びてしまっている。他の候補も似たようなもので日韓の慰安婦合意については「合意見直し」「出鱈目慰安婦像撤去反対」で一致しており、またTHAAD配備については
「政府の間で約束した協約を完全になかったものとしてひっくり返すのは難しい」
等と消極的賛成も含めて「配備反対、即時撤去」を口にする候補はいない。
余りにも見事なダブルスタンダードだ。THAAD配備が「政府間の約束を守る必要」があっても日韓合意はそれがなくて良いらしい。同じ政府間合意でも「約束を守る必要がある国」と「そうでない」国があって良いのだと大統領候補が公言している訳だ。そういう考えこそ「差別そのもの」だが、それに気付く人間はこの国の大統領候補にはいないらしい。
※もっとドギツク責めるべきでは?
そんな愚物どもから大統領を選ばなければならないこの国には哀れみの感情しか湧かないが、この際日本政府としてもそこを突っ込んでやってはどうか?菅官房長官も
「国として約束したこと」
と日韓合意を評している。当然それが日本政府の公式の立場なのだから、THAAD配備がそうなら日韓合意もまた同様だと誰が大統領になろうが突き付けるべきである。
同時に現在の韓国での大統領選挙の構図を見る限り結果に関わらず「まともで常識的な」国家間の付き合いは期待出来ない。日本としては韓国などあってもなくても困ることは皆無だが、あちらさんはそうでもない。「反日」をやる毎に距離を取っていけば良いだけの話だ。そうして身を以て自身の行っている事が如何に愚劣なのか、理解させる必要があるだろう。日本が韓国にするべきなのはそういう事である。
※韓国人には合意を破棄するリスクを理解出来ないのだろう。