朝日新聞「天声人語」で「フェイクニュース」?

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※「フェイクニュース」なら朝飯前?

朝日新聞にまたもや「偽ニュース」の疑いが出てきた。
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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170228-00518159-shincho-soci
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※問題の「天声人語」。

問題にされているのは2月10日の「天声人語。内容は先日米首脳会談の舞台となった「フロリダのトランプの別荘」について、である。

天声人語」によれば「マール・ア・ラーゴ」と呼ばれるその場所

《もとはシリアル食品で財をなした穀物王の娘が1920年代に建てた邸宅である。一目見て気に入ったトランプ氏はまず目の前の砂浜を買い取る。「壁を作って海を見えなくしてやる」と相続人らに迫り、豪邸を破格の安値で手に入れた。》

と、トランプがその別荘を入手した「逸話」を披露している。欲しい物件を手に入れる為に周囲の土地を買ってそこに壁を作って物件の魅力である景観を台無しにして半ば強引に、そして破格の安値で手に入れる…ドラマでも悪党がやりそうな話であり、如何にも「朝日新聞が捉える」「トランプらしい」逸話になっている。
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※幾ら「嫌い」でも嘘出鱈目や歪曲して報道する事は許されない。

トランプ大統領」が嫌いな朝日新聞からすれば彼を批判するのに格好のネタだが、それはあくまで「事実であれば」の話であって、その元ネタについては記事によれば以下の指摘がされている。

「おそらく、『元ネタ』は一昨年11月14日付のワシントン・ポストの記事だと思うんですが……」

とは週刊新潮が取材した某朝日ウオッチャーのコメントだが、それによれば

「『トランプにインタビューした話』として、天声人語に酷似した内容が載っています。彼はマールを購入するために2800万ドルを提示したものの、断られると強気に出て、『真ん前の海岸(砂浜)を第三者から購入し、そこに醜い家を建ててマールからの見晴らしを台無しにしてやる』と語っていた」

と言う内容だったのだと言う。当該「天声人語」には引用元は示されていないが、話には続きがあって、現地で40年以上、高級物件を専門に扱ってきた不動産屋の店主の話として、

「私はマールについて詳しく知っていますが、トランプが先に砂浜を買っていたなんて話は聞いたことがない。だいたい、パーム・ビーチ(マールのある地域)は建築基準がとても厳しく、醜い家を建てるなんて計画は通らないはずです」

…つまり当時のトランプにそういう計画があったとしても実現性はなかった、と言うのだ。更に先のワシントン・ポストから約1年後の米誌ヴァニティ・フェア」にはこんな記事が出ているのだと言う。

〈トランプはマールの買収が成立するまでは海岸を購入していない〉

これが事実なら「天声人語」も元ネタと指摘されているワシントン・ポストの記事のどちらも「事実でない話」を基に記事を書いた事になる。更に不動産取引記録が閲覧できるフロリダ州の公式サイトを確認すると、トランプのパーム・ビーチでの不動産取引はいずれも「1985年12月27日」だと週刊新潮は指摘している。このフロリダ州の公式サイトの表記」が登記簿同様の公信力があるとするなら「トランプが砂浜を先に買った」と言うのは公的には「事実に反する」事になる。と、なるとこの「天声人語」で語られる「トランプの逸話」は「フェイクニュース」と言う事になるのだが…またやったか朝日新聞
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※何度バレても朝日新聞は懲りない…

この件について週刊新潮朝日新聞社論説委員室に問い合わせたところ、回答は

天声人語は多種多様なテーマを取り扱っており、取り上げる事実と、その情報の出所や経路は多岐にわたります。執筆の詳細な経緯については通常お答えしておりません」

との事。政治家の言動の真偽を見極める「ファクトチェック」は行うが、自身の記事についての「ファクトチェック」からは逃げるらしい。これまた朝日新聞らしい」と言えば「朝日新聞らしい」のだが。
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※だって朝日新聞だもの。

《裏取りなき報道を、世間では「前のめり」と言う。》

と、週刊新潮は皮肉たっぷりに締めているが、それどころか週刊新潮が調べた内容を前提にすれば朝日新聞は「ワシントン・ポストの話に『更なる捏造』を加えてこの『天声人語』に仕上げた疑い」すら抱ける。週刊新潮が正しいならどんなに好意的に見ても朝日新聞は「フェイクニュース」をまた垂れ流した、と言う批判を免れる事は出来ないだろうし、逆に朝日新聞が正しいなら「記事をフェイクニュース」とされる事は朝日新聞の名誉(注:「どんな名誉」かは別にして)を棄損している事になる。記事の正確さに自信があるなら朝日新聞よ、この記事を書いた週刊新潮に抗議するなり「名誉毀損」で提訴してみてはどうか?朝日新聞のこの記事に対する反応が見物である。
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※トランプを怒らせたらどうなるかは保証の限りではない…