長谷川幸洋氏のコラムを「ボツ」にした東京新聞

イメージ 1
※未だに尾を引く「ニュース女子」問題。だが、「反証」を見かけないのは何故?

ニュース女子」での沖縄・高江のヘリパッド反対派に関する報道で同番組の司会の長谷川幸洋氏は3月1日付で東京新聞論説副主幹から論説委員に「降格」させられた。東京新聞の主張と異なる主張をする番組に出演した事がその主な理由らしいが、以下はそれに対るす長谷川氏の「反撃」とも言える記事である。
イメージ 2
イメージ 3
イメージ 4
イメージ 5
イメージ 6
イメージ 7
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51173

長谷川氏は東京新聞で「私説」と言うコラムを書いているそうだが、今回そのコラムを東京新聞は「ボツ」にした、と言うのだ。長谷川氏は左だらけの東京新聞において唯一の「右側」の論客だが、東京新聞は一切の異論を許さない、と言うつもりなのだろうか?

長谷川氏はその「ボツになったコラム」の全文を掲載している。見れば一目瞭然、自分の上司にあたる論説主幹・深田実を名指しで堂々と批判している。普通の会社ならここまで堂々と上司を批判すれば問題になるのは火を見るより明らかだが、そこは「言論の自由」を掲げる新聞社。自分達への批判も掲載した上でそれに対する反論を載せる、と言う様な対応があっても良いだろう。自分達の主張に自信があるなら尚更、である。

また長谷川氏の「処分」の理由に

「『東京新聞論説副主幹』と言う肩書で東京新聞の主張と異なる主張をする番組に出演した」

事が囁かれている模様だが、長谷川氏によればそもそも

「テレビに出るときは新聞の肩書を名乗ってくれ」

と頼んできたのは他ならぬ東京新聞の方だった、と言う。自分達の方からそういう要請をしておきながら都合の悪い内容を報道されると掌返し、だと言うなら「理不尽な対応」とも言える。

また

「事実に基づかない論評があった」

と言う理由もある様だが、東京新聞は「ニュース女子」の報道の何処がどう「事実に基づかない」のか明らかにしていない。そこを明確に出来ない以上、勿論「ニュース女子」の報道内容に対する「反証」も出来る筈もない。この問題に関してはニュース女子」側の取材不足があった事はほぼ間違いなくその点では「問題がなかった訳ではない」と言う他ないが、ニュース女子」問題発生後、米海軍厚木基地のF/Aー18に関する報道で

「問い合わせもせず憶測で記事を書いた」

と、批判されたのは何処の新聞社だったか?
https://m.facebook.com/CNFJ.Japanese/posts/1813244435606339?platform=hootsuite
イメージ 8
東京新聞だって「取材もせずに」「事実に基づかない」記事を書いていたじゃないか。

こういう自分達の不祥事を棚にあげて長谷川氏一人を「処分」と言うのは違う、と思う。

また、

「反対派を『テロリストみたい』『雇われている』などと表現した事」

東京新聞が「事実に基づかない論評」と未だに言うなら9日の参院内閣委員会で警察庁の松本光弘警備局長が

「反対運動を行っている者の一部には極左暴力集団も確認されていると承知している」

答弁した事に対してどういう見解を示すのだろうか?この答弁を引き出した和田政宗議員によれば
イメージ 9
https://twitter.com/wadamasamune/status/839760141545189376

極左暴力集団とはテロや殺人を行ってきた過激派を指す」

そうだ。だとすると「テロリストみたい」ではなく、「テロリストそのもの」なのだが…また、「雇われている」と言う件に関しては何も「ニュース女子」が始めて指摘した訳ではない。既に2013年11月に夕刊フジで、

「基地反対集会や座り込み運動のバイトはいい金になる。日当2万円プラス弁当がつく日もある。掛け持ちで2つの集会に出なければならない時は、別の人間にいかせて1万円をピンハネするから、私の日当は3万円になるときもある」

と言う証言が出ていた。(注:リンクは本体リンクが切れている為、転載されていた方のブログより)

東京新聞はこういう声を3年以上気付かなかった、とでも言うのか?だとしたら批判する前に自分達の取材能力のなさを反省するべきではないのか?それとも知ってはいたが、「報道しない自由」を行使した結果がコレなのだろうか?
イメージ 10
※この記事を掲載した夕刊フジには抗議したのか?
イメージ 11
※こういう「証言」もあるのだが…

これらを見れば沖縄基地反対派についての保守系の主張を無視したり、「デマだ」「ヘイトだ」等と主張するのは最早無理がある、と言う他ない。東京新聞はじめ、左派メディアがそれを認めてはじめて「議論する土俵」に上がった事になるが、それなくしてあれこれ言うのは「言論」の名に値しない。東京新聞が長谷川氏にしている事は普通の会社ならともかく、言論の自由」を掲げる新聞社としては不適切であると言える。東京新聞が自分達の主張に自信があるなら誰でもいい、長谷川氏と堂々と紙面上で議論して自分達の主張の正当性を論証してはどうか?それも出来ないのでは東京新聞のしている事はファシズム共産主義における「粛清」と本質は変わりない。言論機関がファシズムに走る事こそ「言論の危機」なのだがそういう理解はあるのだろうか?日頃「自由」やら「権利」を主張する連中に限ってその本質を理解していない。東京新聞長谷川幸洋氏の一件はそういう真実をまざまざと見せ付けてくれている様に思えてならないのである。
イメージ 12
※「県民の参加が少ない」ってどういう意味なのか?