「中途半端」の「民進党らしい」「民進党大会」

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蓮舫の実力ではそれは「無理」。

12日に民進党大会が開かれたが、「やはり」と言うべきか、蓮舫が代表である事に起因する「不協和音」が鮮明になっただけだった模様だ。
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http://www.sankei.com/politics/news/170312/plt1703120029-n1.html
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※出来るのは「理念法」
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※そういう「中途半端」が民進党が信用されない原因。

原発再稼働まっしぐら、原発依存へ逆戻りの現政権とは違う未来を、民進党は描こうではないか」

蓮舫は代表挨拶の多くを原発問題に割いたと言うが、党大会で示そうとした「2030年原発ゼロ」はおろか、これまでの公約の「2030年代ゼロ」への言及もなかった。「2030年原発ゼロ」は脱原発を安倍政権との対立軸と位置づけ、昨年から党幹部に検討させてきた「目玉政策」だった筈が一定条件下での原発再稼働を認める連合が激しく反発、事前の党内議論では、労組関係議員と脱原発を目指す議員が真っ向から対立して議論は纏まらず、党大会では結局原発ゼロ基本法案」の国会提出時期すら明言できなかった。しかもこの法案は「理念法」だと言うから「中途半端」感は否めない。それを「如何にも民進党らしい」と言われればそこまでの話になるが、トップの掲げる「目玉政策」の扱いからしてこの程度では現在の民進党が与党だった頃から何ら成長していない、と言う証明にしかならない。
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民進党はそういう事を何一つしていない。

また、「原発ゼロ」を掲げるのは自由だが、民進党には福島県への風評被害を払拭する責任があるのではないか?8日の日経新聞によると福島県産の食品の購入をためらう消費者は全体の15.0%もまだいると言う。同調査では35.2%が、放射性物質の検査が行われていることを「知らない」と回答しているそうだが、その検査基準を決めたのは民主党政権だった。原発ゼロ」よりも「福島県への風評被害ゼロ」の方が優先ではないのだろうか?それこそが連合の神津会長の指摘した

「野党になったこんにちも責任ある対応を引き継ぐことが、国民の期待につながる」

事そのものなのだが…
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※言うだけなら「タダ」。

本来党大会は「結束を確認する場」の筈反自民」しかその要素がないこの政党の場合、蓮舫がどういう挨拶をしようがこういう声は必ず出る。

「中途半端だった」(松野頼久)

「都議選が心配で、決起大会にならなかった」(渡辺周)

蓮舫

「来たる総選挙は、わが党にとってまさに正念場だ。極めて厳しい、強い危機感を持って臨みたい」

と、述べたがそれより問題は目前の東京都議会選挙だ。民進党の支持率は最新の政党支持率でも9.4%(共同通信11、12両日調べ)と低迷しているままだ。同じ調査での自民党の支持率は43.8%勝負になるとかならないとかの話ではない。それどころか現職都議が離党届を出すなど、党公認予定候補の「離党ドミノ」が止まらない現状なのだが、どうするつもりなのか?

「都議選で数議席しか取れなければ、代表をやめてもらわないといけない」

非主流派の某重鎮はこの様に述べている。また某閣僚経験者は

「代表が地方選の敗北で辞任する前例はまずい。9月ごろに自主的に辞めさせるようにもっていくしかない」

と、蓮舫おろし」の陰謀が蠢いている事を示唆する発言をしていたと言うから穏やかではないが、いずれにしても民進党蓮舫の下で一枚岩として機能していないのは確実である。しかも蓮舫本人が「リーダーシップ」の意味をまるで理解していないのだから都議選の結果次第では民進党で内紛、分裂と言った騒動が起きても不思議ではない。アタマを代えるなら今のうちだとは思うが、代わりが誰であっても「ブーメラン」ばかりでは何の意味もない。自分達のしてきた事を省みず「批判のための批判」「反対の為の反対」ばかりしているからそうなるのだが、それを理解していない人間が代表では何時まで経っても民進党の党勢は回復しない。
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※いっそのこと「ミンシン」を党代表にしてはどうか?

あるベテランは党の新ゆるキャラ「ミンシン」をみて、思わずこうつぶやいたと言う。

「こっちの方が人気がある。誰より、とは言わないが…」

痛烈な皮肉だが、民進党の実態とは「そんなもん」であろう。これでは国民の期待に応えるなど不可能だが、本人達が一番それを理解していない模様だ。これからも民進党の墜落直前の低空飛行は規定路線、である。
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※取材する記者もこういう心境だったのだろう。