北朝鮮が異例の支那批判。日本も無関係ではない。

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※飼い犬に手を噛まれた支那と狂犬と化している北朝鮮

「血の同盟関係」とも言われた支那北朝鮮の関係に「変化」が出始めた模様だ。

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北朝鮮としては異例の支那批判。
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宗主国に逆らってでも「核は放棄しない」という宣言。

北朝鮮朝鮮中央通信が3日、支那の政治家らが

「敵対勢力とグルになり、残酷な制裁にしがみついている」

異例の名指しでの支那批判を展開したのに対し、支那政府が4日、

「我々は公正だ」

反論する展開になっている。

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※政府レベルでも反論。
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※メディアもそれを忖度。
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※核実験をしなくても即実行するべきだ。

支那共産党機関紙の人民日報や環球時報が最近北朝鮮問題に関して「米国による『限定空爆容認』」とも取れる論評や「核実験強行なら石油禁輸制裁発動」を示唆する論評を出している事に北朝鮮が「逆ギレ」した、と言えるだろう。

「朝支関係悪化の責任をわれわれに転嫁して米国に同調する卑劣な行為について弁明している」

「朝支関係の『レッドライン』はわれわれが超えたのではなく、支那が乱暴に踏みにじり、躊躇なく超えている」

「相手の背信的な行動によって国家の戦略的利益をたびたび侵害されてきたのは中国ではなくわが共和国」

「朝・支の親善がどんなに大切なものだとしても、命のような核と引き換えにしてまで(支那との親善を)請う我々ではないということを肝に銘じるべき」

…等と「相手が『宗主国』と言う事を完全に忘れている」としか思えない「ブチ切れ様」である。
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※お前が世界に合わせろ。

国際社会の「NO」と言う声を無視して核開発を行う北朝鮮に非があるのは論を待たないが、それでも北朝鮮は「支那は味方」とでも思い込んでいたのだろう。しかし現実にはトランプと会談した習近平は「対米協調」に傾いてしまった。国際社会の一員としては当然の対応だが、それでも北朝鮮からすれば「裏切り」としか受け取れなかったに違いない。

理由はどうあれ、宗主国支那にまでこの様な態度を示す、と言うのは「世界全てを敵に回してでも『核は放棄しない』」と言う意思表示、とも言える。

事此処に至って「対話で解決」と言っても此方側が求める選択肢は最初から北朝鮮には存在しない。仮に北朝鮮がそういう選択をするとしたら「世界が『金王朝の永遠の存続』とその領土を保証し、北朝鮮が望む支援を世界が行う」位しかないだろう。それは「世界が北朝鮮に屈して北朝鮮の国民を金正恩の生贄に捧げる」と言う意味だが、間違ってもそんな選択は有り得ない事は言うまでもない。
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※既にアメリカは動いている。

と、なれば「圧力をかけて北朝鮮に『核放棄』と言う選択肢しか与えない」「問答無用の実力行使」しか選択肢はない。勿論「実力行使」とはこの場合「軍事力の行使」に他ならない。現状では「その法的な正当性」には「疑問符が付く」事は否定できないだろうが、仮に安保理で「北朝鮮への武力行使を認めて実力で北朝鮮の核開発を阻止」と言う御墨付きを出したとしても「あくまで武力行使に反対」と言うなら「圧力」を用いて北朝鮮を「核放棄」させるしかあるまい。

一番効果的なのは「石油の禁輸」であろう。北朝鮮への石油の供給の大半は支那からだと言うが、それを承知で北朝鮮支那を名指しで批判したのだろうか?どうも後先考えずに「此方が押せば相手が引く」と言う前提で動いている様にしか思えないのだが…
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※会う価値がないらしい。だから擁護する価値もないのか。

毎度の「瀬戸際外交」も今回ばかりは相手とタイミングが悪い、と言えそうだが、政権中枢がそれを認識出来ない状態であるなら此方の出方とは無関係に「暴発」する危険はあるだろう。その矛先が日本に向かう可能性も十分有り得るが、そうなった場合、憲法9条で「国を守れる」と本当に言えるか?決して対岸の火事」ではない北朝鮮情勢、まだ続くのであれば日本の安全保障問題と切り離す事は出来ない。「たられば」ではなく、現実の問題として日本は考えなくてはならないのである。
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※危機感ゼロの愚物共。