安倍内閣の支持率が低下しても民進党に政権交代の目はない。
国会閉会後に行われた世論調査で「安倍内閣の支持率が軒並み下落した」と騒ぎになっている。毎日の調査では10%を越える下落を記録し、産経の調査でも支持率47.6%、不支持率42.9%と「拮抗」と言える状態になった、と言える。
…原因は言うまでもなく「加計学園」に関する一件や、「テロ等準備罪」法案の採決において「中間報告」を用いて委員会採決を省略した対応が「強引」「審議不十分」と受け止められた可能性は十分にある。菅官房長官は
「支持率は低いよりも高い方がいいが、その動きに一喜一憂する必要はない」
「国民のために真に必要な政策を一つ一つ的確に、国民に説明させていただきながら着実に進めていくことが大事だ」
と、国民に謝罪するだろうか?しかも加計学園の件や国会対応に関して政府与党に「非」は殆どなかった、と言うのに…
とは言え、仮に森友学園や加計学園の件がなかったとしても、また「テロ等準備罪」を委員会採決を経た正規の方法で成立させたとしても、その「テロ等準備罪」は野党やマスコミと言った「抵抗勢力」が「共謀罪」とレッテル貼りと嘘出鱈目の印象操作を企んだ案件だ。成立直後の世論調査で内閣支持率が下落するのは必然、と言っても過言ではないが、森友学園や加計学園、また国会での「中間報告」でその下げ幅が「想定以上だった」と言う事なのだろう。
だが、もう一つ判ったのは
「幾ら安倍政権が国民の支持を失う事を仕出かしてもそれでも民進党へ支持が集まる事はない」
と言う事である。
※こんなのが首相だったと思うと今からでも背筋が凍りつく。
「終盤国会での攻勢があったがゆえに低下を実現した」
「批判もあるかもしれないが、ベストを尽くした」
と、なるらしい。…バカだ。
つまり民進党は
「国家国民の為の政策論議より、自分達が支持を得る事より、政権の支持率を下げる」
事が優先なのだ、と宣言したに等しい。しかも国会における民進党の対応は「攻勢」でも何でもない。
「ただ政権の足を引っ張り、円滑な国会運営を妨害した」
だけでしかない。それが判っていながら民進党を支持する、なんて選択肢は絶対に有り得ない。民進党を支持する人は「反日」か「野党やマスコミの印象操作に乗せられた」または「無知蒙昧」なだけでしかない、と言う意味でもある。
※先ずは党首交代からだ。
そして民進党が「ベストを尽くして」あの対応しか出来ないのであれば、「国会に民進党は不要」だと自分達で宣言しているのと変わらない。重要な国政課題や国防そっちのけでありもしないスキャンダルの追及に明け暮れたが、政府与党にどれだけ自分達の主張の正しさを認めさせる事が出来たのか?また民進党の追及で辞任に追い込まれた閣僚は「ゼロ」だったのだが、それでも自分達が「正しい」と言うのだろうか?森友学園や加計学園の件で何か「違法行為」を証明出来たのだろうか?疑惑をかけるなら自分達でそれが「クロ」だと証明してナンボなのだが…
※都政に安倍政権の評価は関係ない。
「存在そのものに意味がない」
…ここまで国家に有害な政党は世界的にも稀有であろう。話がどうあれ民進党は「その程度」でしかない。
※民進党は理解していないのだろう。