日韓議連の訪韓に意味はあったのか?

イメージ 1
※会談に意味は見いだせなかった。

超党派で構成される日韓議員連盟のメンバーが訪韓し、文在寅と面会慰安婦合意や徴用工の問題について話をした模様だ。日韓議員連盟会長の額賀福志郎訪韓前に

「言うべきことは言う」

と、記者団に語っていたのだが…

イメージ 2

慰安婦合意については文在寅

「国民が情緒的に受け入れられない」

と、従来の主張を繰り返したと言う。相変わらずだが、そういう論理が罷り通るなら日本も

慰安婦合意の見直しは国民が情緒的に受け入れられない」

と言って韓国側が求める再交渉を拒否すれば話はそこで終わる。韓国側の狙いは何をどう言い繕おうと1に「カネ」、2に「反日カードの確保」にある事はまず間違いない。慰安婦合意には日本国内でも保守層を中心に「反対」する意見が多かった。10億円ものカネを韓国に渡した、と言うのが特に気に入らないのは理解できなくもないが、その10億円が韓国の「カネをせびる」「反日カードの永久封印」と言う効果のコスト、必要経費と割り切るなら悪い話ではない、と言う判断があったのだろう。その上「合意」は「外相の共同会見」と言う形で証拠を残し、かつ「難航必至の批准作業を回避」しているのだから、そう悪い話、とは言えないだろう。

イメージ 3
※法的にも、道義的にもだ。
イメージ 4
※それで「意見交換」と言えるのか?

文在寅がここに来て徴用工の「個人請求権」を持ち出してきたのは慰安婦合意によって「カネをせびる」「反日カードの確保」と言う手段を失ったので徴用工の件を蒸し返してこの件に「カネをせびる」「反日カードの確保」を求めている、と言うのが実情なのだろう。2005年に盧武鉉政権は

慰安婦、在韓被爆者、サハリン残留韓国人を除き、『日韓請求権協定で解決済み』として、被害者補償は韓国政府が担う責任を負う」

との見解を示していた。文在寅はその盧武鉉の側近で、この当時大統領首席秘書官だった。しかもこの見解をまとめた官民「共同委員会」の政府委員メンバーでもあった。つまり文在寅は自分がかつて制作に深く関わった政府見解を大統領に就任して自分の手で覆した訳だ。それだけでも文在寅の出鱈目ぶりは否応なく理解できる、と言うものであろう。

イメージ 5
文在寅こそが韓国政府の徴用工問題での見解を作成した張本人だ。

額賀福志郎文在寅に「徴用工問題での日本国民の懸念」を伝えたと言う。文在寅の「徴用工問題蒸し返し」には朝日新聞でさえ懸念を示すなのだから「心は韓国人」でもない限り「文在寅の要求拒否」と言うのが「日本国民の総意」なのは間違いない。この件に関して文在寅は「答えなかった」そうだが、実際には「答えられなかった」と言うべきなのだろう。文在寅も一応は「法律家」なので「法律家」であれば日韓請求権協定の条文を読めば日本が正論をのべているのは否応なく理解できる筈である。つまり文在寅は政治家であっても法律家であっても

「『反日』の為なら魂を売る」

と言う事なのだろう。そんな相手を「表敬訪問」する意味など何処にもないが、それでも訪問すると言うなら

「日本を貶める活動を即時全面的かつ永久に停止しない限りスワップ交渉は行わない」

位は言って貰わないと割に合わない。その意味では訪問に意義は見出だせないだろう。

イメージ 6
※それなら文在寅が変わり身を見せるべきだ。

いずれにしても文在寅が変わらない限り日韓関係に先はない事を韓国側にはハッキリさせておくべきだ。「未来志向の関係」を望むのであれば先ずは韓国側が変わり身を見せるべきである。

イメージ 7
※さて、文在寅はどう出る?