北朝鮮核実験強行、その次は?
※とうとうやりやがった…
3日午後に北朝鮮が6回目となる核実験を強行した。
※世界VS北朝鮮の戦争になるかも知れない…
北朝鮮に言わせると
「ICBM搭載用の水爆実験」
で
「完全成功」
と吹聴している。少なくとも日米の観測で爆発時にこれまでで最大規模の「M6.1の地震」を発生させ、そこから推定される実験に使われた核爆発の規模は70キロトンと推定されている。
と、記者団に語ったが、「憲法9条のせい」で精々「抗議する」程度しか出来ない。一部には未だに「対話による解決」を主張する者もいる様だが、既に北朝鮮の核保有を認める前提での和解に何ら意味はない。北朝鮮が「約束を守らない国」だからだ。「経済支援」などの名目で「カネを渡せば」一時しのぎにはなるかも知れないが、そんな「偽りの平和」に何の価値がある、と言うのだろうか?
従って「対話による解決」を模索するなら「北朝鮮の核放棄」を前提に行われなくてはならないが、相手が「普通の国」ならともかく、北朝鮮の場合、外交での譲歩は「金正恩の面子を潰す」事に繋がるもの、と考えているフシがある。北朝鮮の場合、如何なる理由でも
「金正恩の面子を潰す」
結果をもたらす譲歩、と言う選択肢は存在しない。そして連中の言葉通りなら核開発が金一家の肝煎りで行われた以上、
と、なるから外交交渉で「北朝鮮の核放棄」を実現するのは
「限りなく不可能」
だと言う他ない。それでも「無駄な努力」に邁進すべきだとでも言うのだろうか?
勿論他国の首脳クラスも黙ってはいない。トランプはTwitterで
…等と「怒り心頭」の御様子。この分では「本当に」軍事行動に出るかも知れない。
比較的北朝鮮に「甘い」支那やロシアも「強い調子で」非難する声明を出している。世界に北朝鮮のこの核実験を擁護する国は皆無、と言えるが、それは金正恩とて想定していた筈であろう。それすら理解していないのでは阿呆ぶりも甚だしいが、それでも「強行した」のには何か事情があった筈、とも考えられる。
9月3日は支那が主催するBRICS首脳会議の当日で、核実験はその開幕直前だった。しかもこのBRICS首脳会議は10月の支那共産党大会での国家主席2期目就任を狙う習近平の「自称大国外交」を内外に見せつける重要な舞台であり、1期目の「集大成」とも言える晴れ舞台だった。勿論コレで習近平の面子が「丸潰れ」にされた事は言うまでもなかろう。
それ以前にも習近平は昨年9月のG20最終日、更に今年5月の「一帯一路」国際会議の初日に「北朝鮮のミサイル発射」と言う形で面子を潰されている。「仏の顔も三度」と言うがそれでも習近平は忍耐する(又はしなくてはならない)のか?それとも激怒して何らかの措置を行うのか?習近平の出方も「一つの焦点」となる。5月の時点では支那メディアは
と、主張していたが、それを実践する時が来た、と言える。