救いがない望月衣塑子
「(計画に対する)認可の留保、と言う決定が出た」
と発言し、そういう前提で質問をしたのだが、実際には
「その時点でその情報は『未確定』だった」
のだ。未確定情報を前提に質問した所でその前提とは違う展開になれば質疑応答に意味がなくなるし、誤報にも繋がりかねない。そういう観点からも首相官邸広報室が東京新聞を「注意した」のは当然だ。しかもその文書は「東京新聞官邸キャップの了解のもと」マスコミ各社に配布されたのだと言う。それを「リーク」とは言わない事は論を待たないし、望月衣塑子が「知らなかった」のは自分の調査能力が根底から欠如しているか、東京新聞の「組織内伝達」に問題があったかのどちらかだ。自分の「無知」を同業他社のせいにするなどそれけ
それが不満だったのか望月衣塑子は自身の言動がそういう事態になった事を
「官邸が産経に『リークした』」
またネットを中心に起こっている自身への批判を
「言論弾圧」
だとして菅官房長官に「食って掛かった」のだ。…何処までも「腐ったら根性」だとしか思えない。
望月衣塑子の異常な言動は今に始まった事ではなく、6月6日(この日が初登場)に前川喜平の出会い系バー通いに関連して
「官房長官が出会い系バーに行って、女の子たちの実態を聞かないのか?」
「同趣旨の質問は控えてほしい」
と注意しても
「きちんとした回答をいただけていると思わないので繰り返し聞いている」
と耳を貸さなかったと言う。
8月31日には北朝鮮のミサイル発射に関連して
「ミサイル発射の情報がありながら、国民に早い時点で通知しなかった理由は、安全だ、問題ないということか」
「前夜になぜ、私たちが知らされなかったのか」
などと「利敵行為」としか思えない言動を繰り返していた。
…それが望月衣塑子の言う
「権力と闘う」
事らしい。
本人はコレで御満悦なのかも知れないが、「権力と闘う」とは到底言えない
「自己満足での政権批判」
でしかない。しかも「自分の中の正義」や「決め付け」が根拠だと言うのだから始末に負えない。
それでいて自分がネットで批判されると「権力側」の菅官房長官に
「言論弾圧」
だと訴え、政府見解として
「望月衣塑子への批判は『言論弾圧』」
と言わせようと目論むのだからこうなると最早
「一種の狂人」
と見なすよりない。
…本当の意味での「権力と闘う」事の意味を知っている石平太郎氏はこの望月衣塑子をTwitterで痛烈に批判している。石平氏の指摘は正論そのものだが、望月衣塑子がコレに反論して石平氏を論破した、と言う事実はない。と、言うか産経新聞が望月衣塑子に取材を申し込んだのだが、
「応じたくないと本人が言っています」(東京新聞編集局)
と、「批判から逃げている」のだ。要するに望月衣塑子の記者としての心構えは
「権力とは闘うが、自分への批判からは逃げる」
と言う事らしい。…望月衣塑子が知らないだけなのかも知れないが、世間ではこういうのを
「卑怯者」
と呼ぶ。
新聞記者である以上、「言論から逃げる」事は許されない。望月衣塑子がどういう思想信条でもそれは「本人の自由」だが、望月衣塑子の意見と「反対」の思想信条を持つこともまた「自由」である。そういう立場から「反論」されれば正面から受けて立ち、自分の意見を相手に納得させるのも新聞記者、ひいては「言論人」として当然の事ではないのか?それが出来ない時点で望月衣塑子は
「言論人失格」
と言っても差し支えない。本人は
「権力と闘うヒロイン」
気取りなのかも知れないが、実際にやっている事は
「東京新聞の名を貶め、ジャーナリズムを冒涜する」
…何処までも救いがない。